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2020年10月16日 (金)

Dominik Wania:さすがショパンの国のピアニストってところか。

_20201014 "Lonely Shadows" Dominik Wania(ECM)

ECMからリリースされたDominik Waniaの美しいピアノ・ソロ・アルバム。こういう演奏を聞いていると,ポーランドのピアニストっていうのはほかの国のピアニストと一線を画しているように感じてしまう。さすがフレデリック・ショパンを生んだ国である(因みにワルシャワの国際空港はフレデリック・ショパン空港)。

ここで弾いているのはフォルテピアノのようだが,楽器に関わりなく,紡ぎだされるメロディ・ラインは実に清冽にして美的。こういうアルバムはそうした音に身を委ねていればいいって感じの音楽であるが,若干アブストラクトなところも交えながら,あっという間に時間が過ぎていくってところである。

だが若干の不満もない訳ではなく,決定的な個性ってところまではいかないのはちょっと惜しい気がする。私としてはいいアルバムだとは思うが,私の心を捉えて離さないってところまではいかなかったって感じなのだ。明らかにクラシックの素養も身につけてはいて,音は美しいことに間違いないのだが,奏でられる音に確たる個性を感じないのである。換言すれば「痺れない」のだ。美しいだけの音ではなく,ちゃんと毒も仕込んであるってことはわかってもそうなのだから,これは私との相性の問題かもしれない。

それでも,この記事をアップするために,何回もリピートしていたのだから,絶対に悪いアルバムではない。本当にダメなら,リピートする気にもならないのが私の常だが,このアルバムはそうではなかった。ということで,非常にどっちつかずの評価になってしまったが,星★★★★には値する佳作。

ところで,このアルバムのライナーはみんなポーランド語で書かれている。ECMとしては実に珍しいと思うのだが,それって一体なんでやねん?

Recorded in November 2019

Personnel: Dominik Wania(p)

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コメント

いっやーー、まさに中年音楽狂さんのおっしゃるとおりですね。演奏技術と音の素晴らしさと自己の世界を貫いているところは見事なんですが・・・イマイチ感動が私も無かったんです。
心に染み入るメロディーが若干乏しいという処でしょうか。私も感想に書いたのですが、オープニングの曲"Lonely Shadows"一曲が全てであった感想でした。その後のアルバムを通して聴いていても感心はするけど、その場でもう一度聴きたいという感動は少なかったです。
おっしゃるようにレベルの高い佳作というところですかね。
TB指せてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-5eeeed.html

photofloyd(風呂井戸)さん,こんにちは。リンクありがとうございます。

まぁ美しいことは美しいのですが,もう一歩突き抜けた美学をECMには求めてしまう訳で,ちょっと微妙な評価になってしまった感じですね。同じように感じられるということで,私も実はほっとしました(笑)。

1曲目はいかにもECMらしいゆったりしたアプローチでしたが、それ以降、速いパッセージのアグレッシヴなところも交えて、ゆったりとしたところもあって、個人的にはむしろ縦横無尽に弾いているという感じでした。ここ(ECM)であえてそう言うことができるのは、逆に個性かなあ、とも。それでも星4つなら、私と考えているところが割と近いところにはいらっしゃるのかもしれないなあ、と思いました。

当方のブログアドレスは以下の通りです。
https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2020/09/post-d0eceb.html

910さん,こんばんは。リンクありがとうございます。

私も悪いとは思っていませんが,痺れるような感覚の不足が気になってしまいました。レベルは高いですが,期待が大き過ぎたかもしれません。

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