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2020年9月10日 (木)

Gary Peacockを偲んで,Ralph Townerとのデュオ盤を聴く。

_20200908 "Oracle" Gary Peacock / Ralph Towner(ECM)

Gary Peacockを偲んで,何を聴くのがいいのかと思っていて,私にとってはフェイヴァリット・ミュージシャンの一人であるRalph Townerとのデュオ盤がいいだろうということで,取り出したのが本作である。もう1枚彼らには"A Closer View"もあるが,そちらがTownerの曲が中心なのに対し,本作はGary Peacockの曲が9曲中7曲(うち1曲はTownerとの共作)を占めることもあり,アルバムのミュージシャンの名前の並びもPeacockが先に来ているから,まずはこっちということにした。

私は結構筋金入りのRalph Towner好きなので,Townerがいいと思っているのは当たり前であるが,ここではGary Peacockの曲の魅力と,彼のベースの音の素晴らしさを感じたい。常々言っていることだが,私はRon Carterのように増幅したベース音がとことん嫌いなのだが,ここでのGary Peacockのベースの音を聞けば,ベースってのはこういう風に響いて欲しいと思わざるをえない。素晴らしい音である。それがRalph Townerのギターの音と相まって,実に落ち着いた雰囲気を醸し出している。まさに趣味がいいというのはこういう音楽を言うのだと思ってしまう,

そして,つくづくいい曲を書くねぇと感じさせられるが,だからこそGary Peacockを失った喪失感が強まる。Keith Jarrettとのトリオにおいては,前面に出てくるということは控えていたようにも思えるが,こうした編成においては,Gary Peacockのベースのテクニックも素晴らしいことが手に取るようにわかってしまう。音もいいが,このアーティキュレーションって凄いのではないかと改めて感じたのであった。それはライブの場でも一緒で,先日ゲットしたTownerとのデュオを収めたブートレッグでもそうだし,阪神淡路大震災のベネフィット盤,”The Rainbow Colored Lotus"に収められた"Nardis"でも同じように感じるのである。

本作を聞いて,改めてGary Peacockというミュージシャンの素晴らしさを感じた私であった。

Recorded in May, 1993

Personnel: Gary Peacock(b), Ralph Towner(g)

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コメント

本当に素晴らしいベーシストでしたね。
トラバをありがとうございます。
私もタウナーも好きなので、これが頭に浮かびました。

芯まで詰まった音、切れ味のよいピチカートのソロ、心に残るフレーズ、有無を言わせぬ存在感を持ったベーシストだと思います。

私ももう一枚より、こちらの方がピーコックのアルバムという感じがします。スリリングで、生き生きとした2人の会話が聴こえてきますね。

https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-5cb85b.html

Suzuckさん,こんばんは。リンクありがとうございます。

>私もタウナーも好きなので、これが頭に浮かびました。
やはりそうですよね。この二人,いいコンビネーションでした。ライブのブート盤でも全然変わらないのが凄いです。

いずれにしても,素晴らしいベーシストでした。音,フレーズ,テクニック,どれを取っても一流中の一流だったとつくづく思います。

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