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2020年8月14日 (金)

Amazon Primeで見た「妖星ゴラス」。ミニチュアで何でも撮ってしまうのが凄い。

2 「妖星ゴラス」(’62,東宝)

監督:本多猪四郎

出演:池辺良,久保明,白川由美,水野久美,上原謙,志村喬,田崎潤

昔,この映画,多分TVで見たなぁと思いつつ(それがいつだったかは全く覚えていないが...),懐かしさもあって改めて見たのだが,ほとんどミニチュアで特撮をしてしまう円谷英二の技に驚かされてしまったってのが,最初の感想である。筋書きとしては地球の重力6,000倍の黒色矮星ゴラスが地球に向かってくるという話なのだが,それはそれでいいとして,地球を救う手立てってのがそんなことありえるんかい?というものではあるが,実写もできそうなありとあらゆるシーンがミニチュアで撮られているのは,CG全盛の現在からすればリアリティに欠けるのは仕方ないが,ミニチュアで撮ろうとしたところに当時の映画人の気概を感じると言うべきか。

この映画,怪獣が出てきてしまうのは,はっきり言って蛇足中の蛇足であり,そんなシナリオにしなければ,もっとよかったと思わせるのは事実である。この怪獣の造形は,後の「ウルトラQ」に出てくるトドラの原型ってところだが,これははっきり言っていらないシークエンスだったと思える。造形という意味では国連VTOLとかいう名称で出てくる飛行物体は,後の「ウルトラマン」における科学特捜隊のジェット・ビートルとほぼ同じだったなぁなんて発見もあった。悪く言えば使いまわしの世界だが,まぁいいのである。

その一方で国を超越して,世界としてゴラスに対峙するのだなんていうメッセージ性も付与しているところが当時の映画らしいところではある。いずれにしても,今この映画を見れば,何とちゃちな特撮と思えないこともないが,それでも物凄い努力のあとが見られることに感慨を覚えるのだ。こういう積み重ねがあってこその現在のCGだということを,この時代の映画を知らない世代にも知って欲しいものである。

そうは言っても映画としては星★★★が精一杯だが(笑)。尚,役者として一番印象に残るのは田崎潤だったかもしれないなぁ。それはまた別の機会に論じることにしよう。

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映画」カテゴリの記事

コメント

小学生低学年のころ、映画館で見ました。
迫力あったなあ。
大人になってから見るものじゃないと思うんだけど(笑)
家から歩いて5分もかからない場所に映画館がありました。
岡山市のとなりの小さい市に、映画館が一軒もなくなってしまってからずいぶん経ちます。

昨日は朝9時から夜1時まで延々と仕事してました。こういうときは、ジャズ聴いてみたいんだけどというOLを対象としたVerveやVenusのお気楽コンピを。
今時は、OL対象のおしゃれジャズコンピなんて商売として成立しないんだろうなあ。(笑)
お盆だけど、今日もまた、これからデスマッチ。
気持ちがすさんでやる気が失せてきたときは、ビートルズかな。

MRCPさん,こんにちは。

大人になってみるからわかることもありますよ(笑)。映画館ってのは地元の街にも昔はありましたが,今はそれがシネコンに変わったってことだと思います。昔は映画がそれだけ限られた娯楽の一つだったのだと思います。

OL対象のジャズって,昔,東芝が「ジャズが聞きたくて」とか「I 💓 Jazz」みたいな感じで,いかにも聞きやすいタイプのCDを,女性をターゲットに出していたように思います。"Chet Baker Sings"とかですね。別にそれは悪いことではないと思いますが,Venusは...ですねぇ。私はあのレーベルの音作りと,品のないジャケが嫌いです。Fred Herschでさえ,Venus盤は聞く気も起りませんし,あのジャケはどう見てもセクハラですからねぇ。

私の場合,気持ちがすさんでやる気が失せた時は,フリー・ジャズかハードロックですね。暑い時に辛いものと一緒です(爆)。

レーベルがVenusですから、まあ女性のジャケで許してやってください。
最近買ったギタートリオで、おじさんがギター抱えてるだけの何てことのないジャケだと、何だVenusっぽくないじゃないか(笑)
実はVenusのコンピは文字のものが多いんです。
コンピをエロジャケにすると、コンピだとわからなくなるから。(笑)
文字だけだと、どれ持ってるか覚えていられないんですけどね。
Venusの音、そんなに嫌ですかねえ。
厚化粧の女性もいるなという程度にしか感じないんですけど。まあ、多様性ということで。

深夜12時過ぎてまだ真剣に仕事してると、さすがにまいってきて、小難しい音楽だと、うるせえな。お気楽入門CDでいいよと。
一般的に初心者を馬鹿にするようなジャンルは滅びていくから、お気楽入門CDでジャズ人口が増えたら良いなあと昔は思ってたんだけど、若者が取りあえずCDでも買ってみるかという時代じゃなくなったからなあ。
若人はジャズ聴かないし、いずれ滅びるなあ(笑)

MRCPさん,おはようございます。

私のVenusレーベルへの嫌悪感は半端ではないです。いいアルバムもあったのに,ジャケがエロ化して,Fred Hersch盤で決定的に音も嫌いになりました。多様性には寛容でありたいと思いますが,例外もあります(きっぱり)。

もはやストリーミングで音楽を聞くことが普通になる中,音楽の選択肢は広がるような気もします。購入することなく,今まで聞いたこともなかったような音楽に触れることができるのはメリットですね。それでジャズのリスナーが増えるに越したことはないですが,何から聞くという指針はあった方がいいとは思います。そういう意味で例えばApple Musicの「はじめての~~~」ってのはよい入口かもしれません。

どういうメディアや方法でジャズを聴いていくかというような問題というよりも、むしろ、ジャズが若者の心に突き刺さるということがもはやなくなってるんじゃないかなあ。
昔、僕の大学の同級生では1割くらいジャズ愛好家がいたけど、今はジャズが相手にされてないような(笑)
音楽とは関係のない大学生と話すことが多いけど、ジャズとは無縁です。
今日、大学2年生の女の子に聞いてみたら、K-POPだと。
極めて例外的にジャズの中古LPを買い漁っている某私立医大生が数年前にいたなあ。(笑)
秘密結社みたいな大学のジャズ研なんてのはあるけど。
一般的には、飲み屋のムード音楽のイメージでとらえられているみたい。
何にせよ、若者がのめり込んで聴くような音楽じゃないみたい。(笑)
いずれ、アルゼンチンタンゴやサンバのように、
それに特化した熱狂的なオタクのためだけの音楽になるのかも。
ジャズが商売になる音楽であり続けるために、裾野が広がって欲しいなあ。
CD屋でのジャズの販売面積が相対的にどんどん減ってます。ジャズ親父が高齢化して購買力を失ったことに起因してるはず。
(ストリーミングではジャズの比率が増加しているとは到底思えない)
商売としてのジャズの未来は暗いと思います。
加えて、コロナで愛知のライブハウスが倒れたのに続いて、これから暗い話が。
CDが売れなくなって、ライブで儲ける時代になった途端にライブが出来なくなったら、どうなってしまうんだろう?
ストリーミングじゃミュージシャンは食べていけないし。

MRCPさん,こんばんは。

全ては時代の流れです。50年代のハードバップ全盛期にはロックはほぼ存在しませんでした。フリー・ジャズは学園闘争とシンクロする部分がある一方,ウッドストック的な流れもありました。

それから幾星霜。音楽的選択肢も増えてこれからジャズを聞こうなんて人は少数派なのかもしれません。

それが現実だとしてもそれは仕方ないですし,それを変えようなんていう野心は私にはありません。ブログのお知り合いはある意味シンジケートですから,秘密結社でもいいと思います。結局はニッチ化するんだと思います。

このブログは私のボケ防止のためみたいなものですが,それでも裾野が広がることに貢献できていればそれはそれでハッピーですが,若い読者がいるのかと聞かれれば,...となりますね。

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