Misha Alperinで涼む。これがライブ音源とは信じがたい(笑)。
私に限ったことではないと思うが,保有している音源が増えていけば,聞く頻度の上がらないものも出てくるのはしかたがない。それはECMレーベルにも言えていて,ECMからはかなりの枚数のアルバムがリリースされているから,保有していても,それほど聞いていない音源も多々ある訳だ。Misha AlperinのアルバムもECMからは何枚か出ているが,正直言ってあまり聞かない方に属するかもしれない。
しかし,これだけ猛暑が続くと出掛ける気も起らないというところで,気まぐれに取り出したのが本作だったのだが,これが涼む効果抜群であった。そもそも,このアルバムがリリースされたのは2002年だが,それから18年の間に私がこれを何度プレイバックしたかはかなり怪しいって感じである。そもそも,これがライブ音源だったってことも,今回聞き直して知ったようなものであり,ちゃんと聞いてないなぁって気がするのだ(恥)。
一方,あくまでも気まぐれで取り出したとは言え,ピアノ,チェロにパーカッションという編成だし,Misha Alperinなので,暑苦しくなることはないとは思っていたが,これが実に涼やかというか,温度を下げる効果があるのではないかという音楽であった。ジャズという音楽に感じられる熱量とは真逆の世界と言えばいいだろうか。しかもこんな音楽をライブでやってしまうというのが実に面白くも,ユニークであり,ノルウェイの聴衆の現場での反応が見てみたかったと思ってしまうようなサウンドである。
ライナーを見るとこのアルバムは”Suite for violoncello, piano, percussion, marimba and claviola in eight parts"と副題がついている。このclaviolaってのは初めて聞いたが,鍵盤笛だそうでなので,構造的にはピアニカとかに近いのかもしれないが,ネットで調べると面白い形状をしている。へぇ~って感じである。まぁ,そんな変わった編成,変わった楽器ということで,室内楽的と言ってもよいかもしれないし,現代音楽的と言ってもよい音楽となっている。もはやこれはECM New Seriesでもよいのではと思わせるような演奏であり,音楽と言ってよいかもしれない。
部屋が涼しくなる効果はあるが,なかなか音楽としての評価は難しいって感じで,やはり私にはMisha Alperinは敷居が高いかなと思わされた。星★★★。次にこのアルバムを聞くのはいつになることやら...。
Recorded Live on April 4, 1998
Personnel: Misha Alperin(p, claviola), Anja Lechner(cello), Hans-Kristian Kjos Serensen(perc, voice)
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