ECMでのBill Connorsのギターソロ作。いいねぇ。
"Swimming with a Hole in My Body" Bill Connors (ECM)
Al Di Meolaが加入する前のReturn to Foreverで激しいギターを弾いていたBill Connorsがその後,ECMに転じて,RTFとは真逆のサウンドを聞かせるというのは実に面白い。一体Bill Connorsに何が起きたのか?と訝しむ向きがあっても不思議ではない。しかし,本作はそんなことはどうでもいいと思わせてくれるような爽やかなギター・ソロ・アルバムである。「水と感傷」という邦題がまさにいい感じだと思える作品と言ってよいだろう。
本作はBill Connorsにとって,最後のECMレーベル作品であるが,その後,80年代半ばにBill Connorsはフュージョン路線に回帰し,3作リリースするが,その後長い沈黙に入り,最新作は2004年に出た”Return"である。”Return"についてはこのブログでも記事にしている(記事はこちら)が,前作からはインターバルは17年,またその後沈黙し,もう16年も経っている。その沈黙の意味するところは知る由もないが,既に70歳を迎えたBill Connorsが現在はどのような音楽性を有しているのかは興味があるとも言える。あるいはとっくに引退しているのか?
往時のECMには本作のようなギター・アルバムが結構あったと思うが,最近はこういう感じのアルバムは少なくなったかなぁって思っている。でもこういう涼やかな音楽って,今の時代でも受けると思うのだが...。まぁ,Manfred Eicherの趣味が変わってしまってはいかんともしがたいが,またこういう路線のアルバムを作ってくれないものか。久しぶりに聞いてもBill Connorsはいいギタリストであった。星★★★★。
Recorded in August, 1979
Personnel: Bill Connors(g)
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