夏休み中に家で見た映画:「頭上の敵機」
「頭上の敵機(”Twelve O’Clock High")」(’49,米,Fox)
監督:Henry King
出演:Gregory Peck,Hugh Marlowe,Gary Merrill,Millard Mitchell,Dean Jagger
夏休みの間は猛暑もあり,出掛ける気力もほとんどなく,仕事の家人のいぬ間に,Amazon PrimeやらDVDやらで映画を見ていた私である。この映画はAmazon Primeで見たものだが,タイトルだけ見ると,「眼下の敵」の逆みたいな感じだが,918爆撃隊の対ドイツ戦を描いたもので,空中シーンはあるものの,どちらかと言えばこれは人間ドラマの側面が強い。
モラルの低下した918爆撃隊を鍛え上げる准将を演じるのがGregory Peckであるが,今ならば完全パワハラみたいな感じで,こういう映画は現代では成立しないのかなと思ってしまうが,それはそれで仕方あるまい。そうした中で,Gregory Peckが最後には心理的不調から身体が動かなくなってしまう描写でバランスを取っているので,目くじらを立てる意味はない。
ここで描かれている空中戦は実際の交戦時の記録も使っているようなので,画像は荒いが,実際はこういう感じというリアリティは十分。原題となっている”Twelve O'Clock High"も真上から攻撃を仕掛けてくるドイツ軍機のことを指していて,そんな攻撃を仕掛けられたら,反撃も難しいよなぁなんて思っていた私である。だが,この映画は,上述の通り,人間ドラマの要素が強いので,そういう方向で評価すべきだろう。この映画でDean Jaggerはオスカーの助演男優賞を獲ったが,それもうなずける演技であった。もはや70年以上前の映画であるが,こういうので温故知新も大事だなぁと改めて思った。星★★★★。
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