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2020年7月28日 (火)

昨日に続いてのJohn Taylor:今日はSteve Swallowとのデュオ・アルバム。

_20200726-2 "Parlance" Steve Swallow and John Taylor (Instant Present)

昨日,John Taylorの”Decipher"を取り上げたところで,今日はこのSteve Swallowとのデュオ・アルバムである。"Decipher"がアグレッシブな感覚に溢れたものだとすれば,本作はJohn Taylorの静謐で抒情的なタッチが出たものとなっている。

そもそもこのアルバム,どういう経緯で購入したのかは全く記憶にない。年は取りたくないが,ショップで買ったであろうことはわかっているのだが,それがどこだったのかも記憶がないのだ。しかし,Steve SwallowとJohn Taylorのデュオということで,メンツ買いをしたのは間違いないところである。本作が1995年リリースだったことを考えると,私の銀行出向時代なので,だとすると,秋葉原にあったディスクマップ辺りでの新譜購入だった可能性もあるが,それも自信がない。まぁ,経緯はさておき,このアルバム,相当マイナーなものと言ってよいので,巷で話題になったという話はあまり聞いたことがない。

Steve SwallowとJohn Taylorのデュオとなれば,大体音は想像がつくし,本作の演奏もこちらの想定通りという感じである。若干アブストラクトな感覚も残しながら,非常に淡々と演奏が進んでいく。こういう地味さがこのアルバムの特性ゆえ,あまり話題にならないのも仕方がないのかもしれない。そして,ここでの演奏は小音量でのプレイバックに適したものであって,決してハイ・ヴォリュームで聞くべきものとは思わない。ゴリゴリのジャズが好みの向きには全然フィットしない音楽だと言ってよいのだ。そもそもそういうリスナーがこうしたアルバムに関心を示すとも思えないが...。

ここでは全9曲中Steve Swallowのオリジナルが5曲(タイトル・トラック1曲はJohn Taylorとの共作だが,これはかなりブルージーなので,即興的なものかもしれない)を占めるが,お馴染みの"Hullo Bolinas"のような曲に加えて,"Carnation"という曲が実に可憐なメロディであり,実にいいメロディ・ラインを紡ぐ人だと思わざるをえない。それをJohn Taylorが楚々としたタッチでプレイすれば,それでOKという気がする。アルバム・タイトルとなっている"Parlance"という言葉は,「話しっぷり」って感じの訳が適当だろうが,古くは「議論」という意味も持つ。しかし,ここでは議論というよりも,静かな対話としか思えない演奏であり,まさに追ういう感覚で捉えればよい音楽である。

このアルバム,世間でもあまり見たことがないし,滅多にプレイバックされないが,今にして思えば買っておいて損はなかった。だが,やっぱり地味だなぁ(苦笑)。星★★★★。

Recorded in March 1995

Personnel: Steve Swallow(b), John Taylor

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