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2020年7月 7日 (火)

追悼,Ennio Morricone。

Ennio Morrioneが亡くなった。私は子供の頃,関光夫が司会のNHK FMの映画音楽の番組をよく聞いていて,ロックやポピュラー音楽に目覚める以前に映画音楽に親しんでいたような気がする。そうした番組を聞いていて,Ennio Morriconeと言えば,マカロニ・ウエスタンという感じで,「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」を筆頭に,その手の音楽によく触れていた記憶が原初的な体験であった。

その後,いろいろな映画音楽を手掛けながら,「天国の日々」あたりから評価が高まって,「ミッション」以降は大物映画音楽作曲家としての評価が固まったっていう感じだろうか。先日見た「遊星からの物体X」とかも担当して,ある意味,何でもやってしまう人であったが,ついに2016年「ヘイトフル・エイト」でオスカーの作曲賞を受賞するに至った。

_20200706-2 そんなMorriconeを追悼するに,私が今保有しているのはEnrico Pieranunziが吹き込んだMorrikcone集ぐらいしかないわけだが,これがまたあまり知られていないであろうイタリア映画音楽ばかりをやっているところに,むしろEnrico Pieranunziの美学を感じてしまった私である。ここで取り上げられた映画は,おそらく私は1本も見たことがないはずだが,ここで聞かれる音楽は古い時代から,Ennio Morriconeの音楽が美的なセンスに富んでいたことを実証するに余りある出来である。もちろん,Pieranunziのトリオの美学があってこそって気もするが,メロディの本質的な部分に美しさが存在していたことが本作を聞くとよくわかる。ここに収録されている最も古い映画は1962年の「狂ったバカンス」なので,「荒野の用心棒」より前である。その時代からそうした美学を表出させていたことに今更ながら気づかされた私であった。

91歳という長命ではあったが,また一人,映画界は大御所を失ったというところである。Enrico Pieranunziを聞き終わったら,DVDで「荒野の用心棒」を見て追悼することにしよう。

R.I.P.

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