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2020年6月25日 (木)

企画の勝利みたいな,Tommaso / Rava Quartetによるほぼ映画音楽集。

_20200620 "La Dolce Vita" Tommaso / Rava Quartet (CAM Jazz)

今から約20年前にリリースされたアルバムである。もうそんなに経ったのかと思ってしまうが,リリースされた時から,Enrico Ravaらイタリアのミュージシャンがワンホーン編成でイタリア映画の音楽をやるとなれば,これはまぁ企画として成功間違いなしと私は感じていたはずである。当時は私はそれほど欧州ジャズを聴いていた訳ではない頃だが,それでもそういう直感ぐらいは働いたと思うし,そして,久しぶりに聞いてもやっぱりこれはよかった。

もともとこの企画はベースのGiovanni Tommasoに持ち込まれたもののようだが,そのTommasoがEnrico RavaとStefano Bollani,そしてRoberto Gattoに声を掛けたことが,CAM Jazzのサイトの情報からはうかがえる。そしてやっている音楽は有名,無名取り混ぜたようなイタリア映画音楽集である。2曲,TommasoとRavaがこのアルバムのために用意したと思しきオリジナルもあるが,11曲中9曲は映画のために書かれた音楽である。

例えば,「世界残酷物語」,「イル・ ポスティーノ」,「甘い生活」,「情事」のように映画そのものもよく知られたものもあるし,日本では公開すらされていない映画も含まれるが,例えば「世界残酷物語」のテーマ曲である"More"をRavaが吹けば,そりゃあいいだろうと思ってしまうし,想像通りいいのである。しかし,このアルバム,甘美なだけにはとどまらず,フリーなアプローチも交えて,ビター・スウィートな感覚も持たせているので,一枚のアルバムとしては聞きごたえは維持されていると言ってよい,

まぁ,はっきり言ってしまえば企画の勝利であるから,アルバムとしての意義はそれ相応に認めればいいってところだろうが,それでも,疲れた時にこういう感じのアルバムが手許にあるということは決して悪いことではないと思ってしまう,そんなアルバム。星★★★★。

Recorded on November 11 & 12, 1999

Personnel: Enrico Rava(tp, fl-h), Stefano Bollani(p), Giovanni Tommaso(b), Roberto Gatto(ds) 

 

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