「ブラタモリ」で黒部ダムを見て,「黒部の太陽」を見るって私も単純だ。
監督:熊井啓
出演:三船敏郎,石原裕次郎,滝沢修,佐野周二,辰巳柳太郎,宇野重吉,寺尾聰,加藤武,樫山文枝
先日,「ブラタモリ「を見ていたら,黒部ダムの回を再放送していたのだが,そう言えば,Amazon Primeで「黒部の太陽」が見られたはずだなぁと思って見てしまった映画。しかし,3時間16分は長い!
黒部ダムの工事って今となっては物凄い大事業だった訳だが,その中でこの映画で描かれるのは,大町トンネルの工事,特に破砕帯への対応における苦闘が中心である。後にそこにはトロリー・バスが走り,現在は電気バスが走って,観光の手段となっているのだが,そこにはこんな歴史があったのねぇなんて思いながら見ていた私である。そう言えば,「ブラタモリ」でも破砕帯って言ってたしなぁ。
それでもって,この映画は日本の高度経済成長期前夜みたいな時期になると思うが,今の「働き方改革」とは真逆みたいな時代のことである。それでも今の時代においても,大町トンネルの工事を担当した熊谷組のWebサイトには,この時の工事のことが大々的に記載されているし,この映画のセットの写真まで出ているのだから,往時の日本企業のプライドみたいなものを感じるねぇ。
それはさておきであるが,主役の三船と裕次郎はさておき,この時代の役者はみんなカッコいい。滝沢修然り,佐野周二然り,そして辰巳柳太郎然りである。彫りが深いというか,まさにイケメンである。この当時から宇野重吉は飄々とした感じだったってのも面白かったが,息子の寺尾聰と親子役を演じているのも面白かった。やっぱり似てるわ。ただ,物凄いキャストが出ているのだが,誰がどこに出ているのかまでは把握できない,それぐらいの役で出ている人も多かったという感じの映画である。
ってことで,「プロジェクトX」を地で行ったような映画と言ってもよいが,当時の文部省が好きそうな映画である。娯楽的な要素は控えめに,真面目に撮られた映画だとは思うが,それでも3時間16分は長過ぎるって感じがするので星★★★☆。それにしても,熊谷組の工場にトンネルのセットも作ってしまったというのも凄いねぇ。

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