2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

2018年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 超ソリッドだった”As If..."。 | トップページ | 感涙必至! Paul Desmondのトロント音源ボックス,Mosaicよりリリース! »

2020年5月20日 (水)

Max RoachとArchie Sheppのデュオ盤:よくぞこんなものを国内盤でリリースしたものだ。

Force"Force" Max Roach and Archie Shepp(Uniteledis→Victor)

今や,海外のジャズ系のアルバムが国内盤としてリリースされるのは,よほどの売れ筋(あるいは旧譜の廉価盤としてのリリース)以外に考えられなくなってしまったように思うが,昔(LP時代)はこんなものまで出ていたのか~と思うようなアルバムまで国内盤としてリリースされていたものだ。今日取り上げるこのMax RoachとArchie Sheppのデュオ・アルバムなんて,今だったら国内盤をリリースしようなんて考える奇特なレコード会社なんてないだろう。そもそも,LP2枚組の4面中3面は"Sweet Mao"だもんなぁ。ライナーによれば,本作はフランス社会党の依頼によって,おそらく毛沢東の逝去を受けて制作されたって背景も凄いが,まだまだこの頃はMax Roachも"We Insist"的な闘士だったってことか。

Force-original さすがにビクター音楽産業もオリジナル・ジャケットでのリリースはできなかったと見えて,国内盤のアルバムのジャケは上のような渋いものになっているが,元々は右のようなデザインだったんだから,さすがにこれでは出せまいと思ってしまう。そもそも,国内盤とて,一体何枚売れたんだって言いたくなるが,それでもリリースされて,ライナーまでついて,そして私の保有盤は中古でゲットしたものなので帯なしだが,発売時は帯までついていたんだから,いい時代なのか,凄い時代なのかよくわからんという気がしないでもない(笑)。

それにしても激しい。テナー・サックスとドラムスのデュオということであれば,ついついJohn Coltraneの「惑星空間」となってしまうが,あっちのRashied Aliのドラムスはもっとパルス的だったと思うが,こっちは巨匠Max Roachである。冒頭のドラムスなんて,いかにもMax Roach的なというか,"Live in Tokyo"での"Calvery"と同様の感覚を覚えてしまうようなポリリズミックに叩きっぷりである。Archie Sheppもそれに呼応しているとは思うが,John Coltraneと比べるのは可哀想だとしても,Max Roachの方がパワーで勝ってしまっているように感じられる。それでも4曲目の""Suid Africa '76"なんて双方やり合っているて,バトル・モード炸裂である。

まぁ,それでもやっぱりこれはMax Roachの勝ちだな(笑)。ってことで,実家から持ってきて5年ぶり(!)ぐらいに聞いたが,それなりに燃えさせてもらった。星★★★★。

Personnel: Max Roach(ds), Archie Shepp(ts)

« 超ソリッドだった”As If..."。 | トップページ | 感涙必至! Paul Desmondのトロント音源ボックス,Mosaicよりリリース! »

ジャズ(2020年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 超ソリッドだった”As If..."。 | トップページ | 感涙必至! Paul Desmondのトロント音源ボックス,Mosaicよりリリース! »

Amazon検索ツール

2019年おすすめ作