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2020年5月 9日 (土)

Vincent Herringの初リーダー作:こんなのも持っていたねぇ。

_20200504 "Scene One" Vincent Herring (Somethin' Else)

Vincent Herringが日本においてその名を知られるようになったのは,Nat Adderleyのクインテットに参加してからのことだったと思うが,元々はストリート・ミュージシャンだった彼の出世物語みたいに言われていたし,何かと言えばCannonballの再来みたいに言われていたのも懐かしい。

今から4年ほど前になるが,私は小林陽一のGood Fellowsのライブを新宿Pit Innで見たのが久々のVincent Herring体験だったのだが,彼のバップ・フレイヴァー溢れるアルトは健在だという印象が非常に強かった。よくよく思い返してみれば,彼のライブと言えば,私が在米中には今はなきSweet BasilにNat Adderleyとともによく出ていたので,何度か見に行ったような気がする。特に思い出深いのは,あれは1990年の年越しライブだっただろうか?記憶が曖昧だが,もしかすると91年だったかもしれないが,いずれにしても強烈にチャージが高かった記憶があるが,演奏はいつもながらのNat Adderley Quintetって感じだったと思う。今にしてみれば,結構いいメンツが揃っていたなぁって感じである。

昔話が長くなってしまったが,本作はそのVincent Herringの初リーダー作。吹き込んだのは日本のSomethin' Elseレーベルである。このアルバムを聞いていると,Vincent HerringがCannonball一辺倒でないということがわかる。もちろん,それはJack DeJohnetteの煽りってのもあったとは思うが,モーダルな感じでもなかなかいけていると思わせるに十分である。そして,このアルバムがNat Adderleyとの活動が本格的になるかならないかぐらいで吹き込まれているってのが,ある意味凄いことだと思える。日本での知名度を考えれば,先物買いみたいな感じってところだろうか。しかし,それに対してなかなか初リーダー作にしては健闘したってところだろう。録音当時,まだ24歳だったVincent Herringであるが,堂々たるものである。星★★★★。

今にして思えば,期待の新人って感じだったはずのVincent Herringも今や50代半ばとなったが,その後の活動は,アルバムは出しているものの,決して目立つって感じでもなかったように思える。しかし,ライブの演奏でも明らかな通り,その実力は決して侮ってはならないミュージシャンであり,これからもう一花咲かせてくれるといいなぁと思ってしまう私である。

Recorded on December 20 & 21, 1988

Personnel: Vincent Herring(as,ss), Darrell Grant(p), Bob Hurst(b), Jack DeJohnette(ds), Kris Defoort(synth)

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