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2020年5月 4日 (月)

”Backstreet”でレイドバックする。

_20200501 "Backstreet" David Sanborn(Warner Brothers)

コロナウイルス禍により,今年のゴールデン・ウィークは全くいつもと違う感じになってしまっている中で,久々に取り出したのがこのアルバムである。思い返せば,David Sanbornのアルバムが一番売れていたのがこの前後って感じだと思うが,本作とて,リリースからもう35年以上経ってしまったというのが信じられない。まさに"Time Flies."と思ってしまうのは,私の加齢ゆえか(苦笑)。

私にとってのDavid Sanbornの最高傑作はライブ盤,"Straight to the Heart"であることは,今も昔も変わりないのだが,それに先立つのが本作で,この前がヴォーカルやソプラノをフィーチャーした,David Sanbornとしてはやや異色とも思えた”As We Speak(ささやくシルエット)"だが,実は私の中では前後の2作に比べると,このアルバムは打ち込み感が強くて,イマイチ思い入れが少なかったものなのだ。だから,結構プレイバック回数は少なかったというのが実態である。ただ,私の中では,David Sanbornのアルト・サックスの歌心が表れる曲調が多いのではないかと思うアンビバレントな感覚もあったのも事実である。

久しぶりに聞いてみて思ったのは,曲調については今まで思っていた感覚と違いはなく,Sanborn節とでも言うべきフレーズ満載であった。そして私が感じていた「打ち込み感」はやはり相応に感じられたものの,これってよくよく振り返ってみれば,Miles Davisの"Tutu"とプロダクションが似ているってことである。私はもっとMichael Colina感が強かったと思っていた(単なる思い込み)のだが,バック・トラックはかなりの部分をMarcus Millerが作り込んでいるからだ。

そして,大半を占めるミディアムもしくはミディアム・スローでの演奏は,ついついレイドバック感が高まってしまい,休日をまったり過ごすにはぴったりであった。私ならアップ・テンポの曲は排してもよかったのではないかとさえ思ってしまうそんな作品である。売れて当然と思えるし,時間が経過しても,そんなに古臭さを感じさせないのは立派。星★★★★。

それにしても,最後に収められたGladys Knight & the Pipsの"Neither One of Us"はたまりまへんなぁ。これぞDavid Sanbornの真骨頂である。

Personnel: David Sanborn(as, ss), Marcus Miller(b, el-p, p, synth, g, perc, vo, vocoder), Michael Colina(synth, p, vocoder), Huram Bullock(g, el-p, synth-b), Steve Gadd(ds), Ralph McDonald(perc), Buzz Feiton(g), Luther Vandross(vo), Tawatha Agee(vo), Yvonne Lewis(vo), Barry Johnson(vo)

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