佐野元春:外出自粛中に滅多に聞かないアルバムを聞く
"The Barn" 佐野元春 & the Hobo King Band (EPICソニー)
このブログの読者の皆さんであれば,私がロック系の音楽は完全な洋楽志向であることはおわかりになっていると思う。しかし,やんごとない事情やら,外出自粛やら,在宅勤務により,部屋で過ごす時間が長くなると,部屋で聞く音楽も日頃と違ってきている。先日アップしたKlaus Tennstedtのボックスもそうだが,今日は何と佐野元春である。
正直言って,私は佐野元春の音楽に関しては全く興味がないのだが,ではなんでこのアルバムなのか言えば,それはJohn Simonプロデュースによるウッドストック・レコーディングであることにほかならない。私にとって佐野元春で記憶にあるのは「サムデイ」だけと言ってもいいのだが,どちらかというと渋い声を好む私にとっては,佐野元春の声って決して好みではないのだ。それでもこれを買ってしまうというところに,私のアメリカ音楽,特にウッドストック系やSSW系のアルバムへの傾倒があったことは間違いない。
このアルバムが出たのは97年のことなので,既に四半世紀近くが経過しているが,その間に何度プレイバックしたかは疑問なのだが,とにかく今回も完全に気まぐれに聞いたのであった。しかし,改めて聞いてみると,佐野元春の声が好みでないことは変わりはないのだが,アメリカ音楽に根差した音楽が展開されていたのねぇと改めて思ってしまった。ある意味ここまでシンパシーが強烈に出ていると,素直でよろしいって感じもしてしまった私である。
いかにもウッドストック・レコーディングらしく,その筋のリスナーにはおぉっとなるようなゲストが参加しているが,こういうのはウッドストックでは普通のことだったんだろうと思うし,ここでもそうしたカルチャーが引き継がれていることが面白いと思えるアルバムであった。そして,日本人が演奏しても,ウッドストックの雰囲気を感じさせるところが,このアルバムの価値だろうと思う。星★★★★。
Recorded in August, 1997
Personnel: 佐野元春(vo, g, key), 佐橋佳幸(g, vo), KYON(p, key, org, accordion, g, mandolin, vo), 西本明(org, key), 井上富雄(b, vo), 小田原豊(ds, perc) with Garth Hudson(accordion), Eric Weissberg(pedal steel), John Sebastian(hca, vo), Bashiri Johson(perc), John Simon(perc)
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