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2020年4月30日 (木)

閉塞状況の中で,軽快さを楽しむGerry Mulligan & the Concert Jazz Band

_20200426-3 "At the Village Vanguard" Gerry Mulligan and the Concert Jazz Band(Verve)

昨今のコロナウイルス禍による社会の閉塞状況はいかんともしがたい。それに加えて,私は個別のやんごとなき事情を抱えて,別の心理的な閉塞状況にある。そうした中で,いつもと違う音楽を聞く機会が増えていることは,最近アップした記事でも触れてきたことである。そうした中で,今日はこのアルバムである。

このアルバムを一言で形容するならば,主題に書いた通りの軽快さである。実にスイング感に溢れた楽しい演奏が収められていて,どよ~んとした気持ちを多少なりとも和らげてくれる効果がある。私はビッグバンド系の音楽を熱心に聞く訳ではないのだが,こういう時期だからこそこういう音楽は貴重だと思えてしまうのも事実である。だが,決して能天気なものではないことは明らかだ。

アレンジはGerry Mulligan,Bob BrookmeyerとAl Cohnが分け合っているが,どの曲も捨て曲がない中で,Al Cohnのオリジナル,”Lady Chatterey’s Mother"のアンサンブルなんてぞくぞくしてしまう。冒頭の"Blueport"のアレンジ含めて,Al Cohnが実にいい仕事をしている。どうせならソロイストで加わればよかったのになんて思うほど,実にいい。古き佳き時代のジャズに触れる機会もたまには必要だなとつくづく思わせるに十分なアルバム。星★★★★☆。

Recorded Live at the Village Vanguard on December 11, 1960

Personnel: Gerry Mulligan(bs, p), Nick Travis(tp), Clark Terry(tp), Don Ferrara(tp), Bob Brookmeyer(v-tb), Willie Dennis(tb), Alan Ralph(tb), Gene Quill(as, cl), Bob Donovan(as), Jim Reider(ts), Fene Allen(bs, b-cl), Bill Crow(b), Mel Lewis(ds)

2020年4月29日 (水)

"The Road to Escondido":このアルバムはあくまでもJJ Caleが主役なのだ。

_20200426-2

"The Road to Escondido" JJ Cale & Eric Clapton(Reprise)

JJ Caleがこの世を去ったのは2013年のことだったが,その生前,Eric ClaptonやMark Knopflerに影響を与えたことはよく知られた事実である。もちろん,影響を与えるだけでなく,彼自身いいアルバムを残しているが,ヒットという概念とは縁のない人だったと思う。それでも彼の音楽の渋さを愛するリスナーは一定数いたはずである。

そんなJJ Caleとの共演を熱望したのはEric Claptonだったであろうが,そのラブコールが結実したのがこのアルバムである。正直言って,この二人が共演するのであれば,更なるシナジーのようなものを期待してしまうのが筋ってところもあるのだが,この飄々とした感じは,いつもJJ Caleのアルバムのようである。全14曲中11曲はJJ Caleの曲なのだから,そういうトーンになるのは当然なのだが,いつものアルバムと決定的に異なるのがこのアルバムを支えるメンツである。とにもかくにも豪華なメンバーが集結して,ジャムった結果がこれってところだろう。詳しくは下記のメンバー情報を見て頂ければと思うが,JJ Caleのアルバム史上,空前絶後みたいなメンバーで吹き込まれているのは,Eric ClaptonによるJJ Caleへの恩返しってところだろう。

正直言ってしまえば,JJ Caleを聞くならば,このアルバムって訳ではないし,むしろJJ Cale自身のアルバム(私の場合は,ライブ・アルバム辺り)を聞いていればいいではないかと思ってしまっているので,本作のプレイバック回数は決して多くなかった。だが,久々にこのアルバムを取り出して,よくよくクレジットを見てみると,これほどのことになっていたのかというほどのキラ星のごときメンツの参加を改めて認識した私であった。おそらくはJJ Caleのキャリアで最も売れたアルバムであろうが,中身はリラックスした響きを持つJJ Caleのいつものようなアルバムに,豪華な布陣が参加したって感じのアルバムである。星★★★★。

因みに,本作がBilly Prestonの生前最後のレコーディングでもあるらしい。そこにも耳をそばだてたいと思ってしまう私である。

Personnel: JJ Cale(vo, g, key), Eric Clapton(vo, g), Doyle Bramhall II(g), Dreck Trucks(g), John Mayer(g), Albert Lee(g), Christine Lakeland(g, vo), Billy Preston(org, el-p), Walt Richmond(p, el-p), Gary Gimore(g), Willie Weeks(b), Nathan East(b), Pino Palladino(b), Jim Karstein(ds, perc), James Cruce(ds, perc), Steve Jordan(ds), Abrahama Laboriel, Jr.(ds), David Teegarden(perc), Simon Climie(prog, perc), Taj Mahal(hca), Dennis Caplinger(fiddle), Bruce Fowler(horn), Marty Grebb(horn), Steve Madalo(horn), Jerry Peterson(horn)

2020年4月27日 (月)

佐野元春:外出自粛中に滅多に聞かないアルバムを聞く

_20200426 "The Barn" 佐野元春 & the Hobo King Band (EPICソニー)

このブログの読者の皆さんであれば,私がロック系の音楽は完全な洋楽志向であることはおわかりになっていると思う。しかし,やんごとない事情やら,外出自粛やら,在宅勤務により,部屋で過ごす時間がな家具なると,部屋で聞く音楽も日頃と違ってきている。先日アップしたKlaus Tennstedtのボックスもそうだが,今日は何と佐野元春である。

正直言って,私は佐野元春の音楽に関しては全く興味がないのだが,ではなんでこのアルバムなのか言えば,それはJohn Simonプロデュースによるウッドストック・レコーディングであることにほかならない。私にとって佐野元春で記憶にあるのは「サムデイ」だけと言ってもいいのだが,どちらかというと渋い声を好む私にとっては,佐野元春の声って決して好みではないのだ。それでもこれを買ってしまうというところに,私のアメリカ音楽,特にウッドストック系やSSW系のアルバムへの傾倒があったことは間違いない。

このアルバムが出たのは97年のことなので,既に四半世紀近くが経過しているが,その間に何度プレイバックしたかは疑問なのだが,とにかく今回も完全に気まぐれに聞いたのであった。しかし,改めて聞いてみると,佐野元春の声が好みでないことは変わりはないのだが,アメリカ音楽に根差した音楽が展開されていたのねぇと改めて思ってしまった。ある意味ここまでシンパシーが強烈に出ていると,素直でよろしいって感じもしてしまった私である。

いかにもウッドストック・レコーディングらしく,その筋のリスナーにはおぉっとなるようなゲストが参加しているが,こういうのはウッドストックでは普通のことだったんだろうと思うし,ここでもそうしたカルチャーが引き継がれていることが面白いと思えるアルバムであった。そして,日本人が演奏しても,ウッドストックの雰囲気を感じさせるところが,このアルバムの価値だろうと思う。星★★★★。

Recorded in August, 1997

Personnel: 佐野元春(vo, g, key), 佐橋佳幸(g, vo), KYON(p, key, org, accordion, g, mandolin, vo), 西本明(org, key), 井上富雄(b, vo),  小田原豊(ds, perc) with Garth Hudson(accordion), Eric Weissberg(pedal steel), John Sebastian(hca, vo), Bashiri Johson(perc), John Simon(perc)

2020年4月26日 (日)

Stan Getzの”Soul Eyes”:ジャケで損をするというのはこれのこと。

_20200412 "Soul Eyes" Stan Getz(Concord)

このブログにも何度か書いているが,私がStan Getzの魅力を理解したのは,随分歳をとってからのことである。もちろん,それまでも聞いていなかった訳ではないが,Stan Getzの真の凄さをわかっていたとは言えないと思っている。しかし,Stan Getzの歌心の魅力に気づいてからは,より積極的に聞くようになっていったのだった。

そんなStan Getzの,比較的晩年に近い作品は様々なレーベルからリリースされているが,かなり私への訴求力の高いアルバムが多いのだ。今日紹介するこのアルバムも,そんなアルバムの一枚だと思うのだが,いかんせんジャケのイメージが薄く,実は二軍の棚にしまい込んでいたものである(苦笑) 。しかし,久しぶりにこれを聞いて驚いてしまった。実に素晴らしいのである。

このアルバムにはグラスゴーでの音源とコペンハーゲンでの音源が収められているのだが,グラスゴーでの音源は”Yours and Mine"というアルバムが同じConcordからリリースされているので,ここでの音源は残りテイクってことになるが,そういう残り物感はない。それよりも何よりも後半に収めれられたコペンハーゲンでの演奏の味わい深さは更に上を行く。Duke Ellingtonの"Warm Valley"なんて曲は,あまり聞いた記憶もないが,その素晴らしい響きにはうっとりしてしまう。そうした事実を失念してきたのも,偏にこのジャケのせいと,思わず人のせいにしたくなってしまうが,実際そうなのである(爆) 。だからジャケは大事なのだ。

しかし,今回,改めて聞き直してみて,これは当然一軍へ昇格である。星★★★★☆。コペンハーゲンの演奏には,森泰人が加わっていることも実に嬉しい事実である。いずれにしても,やはりStan Getzは素晴らしいミュージシャンであったと改めて実感。それにしても,こういうアルバムが廃盤ってのも何だかなぁ...。

Recorded Live in Glasgaw on June 29, 1989 and in Copenhagen on July 27, 1989

Personnel: Stan Getz(ts), Kenny Barron(p), Ray Drummond(b), 森泰人(b), Ben Riley(ds)

2020年4月23日 (木)

在宅勤務の友はクラシックのボックス・セット(笑)。

Tennstedt-box やんごとない事情は継続中だが,自分ではどうしようもないこともあり,ひたすら在宅勤務を続けている私である。在宅勤務をしていると,日頃あまりプレイバックしないボックス・セットをまとめて聞いてしまおうなんてことも可能になるのはいいことである。ということで,久しぶりにいろいろなボックス・セットを聞いているのだが,ここのところ集中的に聞いているのが,Klaus Tennstedtのいくつかのボックスである。

例えば,放送音源を集めたと思しきベートーヴェンの交響曲ライブ・ボックスやら,EMIのマーラー以外(「巨人」だけ入っているが...)の音源を集めた"The Great Recordings"等である。昨今は,私がプレイバックするクラシック(?)は現代音楽のピアノが中心である中,オーケストラの演奏は滅多に聞くことはないのだが,ここのところ,集中的にオーケストラ音楽を聞いていると,たまにはこういうのもいいねぇと思ってしまう。特に高揚感を得られる演奏をされると,仕事も捗るって感じである。

こういう演奏を聞いているのには実は理由があって,家人も在宅勤務が増える中,ビートの効いた音楽はうるさがられるということもあるものの,オケの演奏であれば,ボリュームをそれほど上げない限りは文句も出ないということもあるのだ。もちろん,ピアノやギターの音楽を聞いてもよいのだが,今のところ,オケ音源に久しぶりに身を委ねている私である。EMIのボックスなんて,14枚組で3,000円ちょっとで買えるのだから,1枚250円もしないのだが,オーケストラ音楽にひたる楽しみを与えてくれる。

今は家人の手前,ボリュームも絞りがちだが,家人がたまに出勤をする際には,ブルックナーでも音量を上げて聞いてみるかなんて思っている私である。Tennstedtはマーラーのボックスもあるのだが,それも今後聞くか,それともAbbadoの韓国盤で出た旧録ボックスにするかなんて迷っているのは嬉しい悲鳴?

これでやんごとない事情さえなければ,もっと嬉々として聞けるんだけどなぁ...。

2020年4月21日 (火)

Hal Willnerを偲んで。

Hal-willner

また一人,新型コロナウイルスの犠牲となってしまったのがプロデューサーのHal Willnerである。この人は"Amarcordo Nino Rota"をはじめとするトリビュート・アルバムで有名な人だが,それだけではなく,Marianne Faithful,Lou ReedあるいはLucinda Williamsの素晴らしいアルバムのプロデュースも行っていて,私を痺れさせてきた。

加えて,Hal Willnerは長きに渡って,"Saturday Night Live"の音楽を監修しただけでなく,David Sanbornがホストを務めた名番組"Night Music"のプロデューサーも務めていたことからしても,NYC在住時,それらの番組が好きだった私にとっては思い出深い。

そんなHal Willnerを偲ぶ際に,何が一番だろうかと考えた場合,私がいの一番に思い浮かべるのはTherlonious Monkへのトリビュート・アルバム,"That's the Way I Feel."に収められた"Reflections"ではないかと思う。もちろん,Lou Reedの"The Raven"でも,Lou ReedがMetallicaと共演した"Lulu"でもいいのだが,"Reflections"は誰がどう聞いても名演としか言えない演奏なのだ。この演奏を生み出したことだけでも,私はHal Willnerは記憶に残ると言っても過言ではないと思っている。Doanld FagenとSteve Khanのデュオによる至高の名演を聞いて,改めてHal Willnerを偲ぶこととしたい。

R.I.P.

2020年4月20日 (月)

Lee Konitzを偲んで”Angel Song”を聞く。

Lee-konitz_20200418134601

"Angel Song" Kenny Wheeler(ECM)

_20200418このところ,ジャズ界で訃報に接すると,新型コロナウイルスによる肺炎が死因となっていることが多くなるにつけ,その影響を痛切に感じている私である。Lee Konitzもその犠牲となった訳だが,92歳という年齢を考えれば,相応のリスクはあったと考えて然るべきとしても,あまりにも非情で残酷な結果である。

私はLee Konitzの熱心なリスナーとはとても言えないが,彼が参加したアルバムにはっとさせされることもあった。代表的なのがBrad Mehldau~Charlie Hadenとのトリオでのライブ盤2枚であるが,実に渋くも,素晴らしい音源だと思っていた。だが,今の気分を反映させながら,彼を追悼するならば何がいいだろうかということで取り出したのがこのアルバムである。静謐なトーンにより繰り広げられるこの「天使の歌」こそ,彼を追悼するには適しているのではないかと思える穏やかなアルバムである。

これを聞きながら,これ以上ジャズ界,あるいは音楽界全体,更には全世界にコロナウイルス禍が広がらないことを祈りたい。

R.I.P.

 

2020年4月19日 (日)

こういう時期に「復活の日」を見ると...。

Photo_20200413171401 「復活の日」(’80,東宝)

監督:深作欣二

出演:草刈正雄,夏木勲,Bo Svenson, George Kennedy, Glenn Ford, Chuck Connors, Olivia Hussey

またも一週間ぶりの投稿である。やんごとない事情が継続しているので,更新する心の余裕がないのだ。そうは言っても仕事は続けなければならないし,日々の生活も送っていかなければならないので,ストレスばかりためてもいられない。息抜きは必要なのだ,ということで今回はこの映画。

コロナウイルス禍を想像させるようなシーンが続くこの映画をAmazon Primeで見た。この映画は前半こそが現代における存在価値だと思わせる。まさに医療崩壊まで描いているのだから,現在起こっていることを予測していたと言っても過言ではない。若干極端に描き過ぎだろうという指摘もあるし,特に映画としての性格が変わってしまう後半,特に最終盤ってのがあまりにもあり得ない展開なので,正直言って冗長さは否めない。前半においても,見た人にはわかるだろうが,あの多岐川裕美の「ボート・シーン」はなんやねん?というつっこみだって可能なのだ。

だから,この映画の存在意義は今は認められても,平時であればあまり納得がいかないところもあるというのが正直なところである。だが,地味ながらそこそこの外国人キャストを揃えていることもあり,そこそこ(あくまでもそこそこ)見られる映画になっている。明らかに狂っている感じのHenry Silvaなんて適役だしねぇ。ポスターではOlivia Husseyが主役のような扱いだが,彼女はあくまで助演であって,当時の日本でまだ人気があったことにあやかったとしか思えん。役者の中では,Bo SvensonとChuck Connorsが儲け役ってところ。

まぁ,当時の日本としてはお金が掛かっている映画ではあるが,出来としてはイマイチだなぁ。名手,木村大作の南極映像が奇麗なので,ちょいとオマケ気味の星★★★。

2020年4月12日 (日)

Billy Cobham:ストレスがたまる時にはこういう音楽が必要だ!

_20200408_20200408095801 "Spectrum" Billy Cobham(Atlantic)

およそ一週間ぶりの投稿である。

コロナウイルス感染の拡大による在宅勤務を含めた生活面での制約に加えて,個人的な事情によるストレスを抱えている私である。そういう時にどういう音楽を聞けばいいのかと思ってしまうが,やはりこういう時にはやかましい音楽,刺激的な音楽を求めてしまう。逆に心の平安を求める人もいるだろうが,私は真逆の路線だ(爆)。そして今回取り出したのがジャズ界の千手観音ことBilly Cobhamの初リーダー作,”Spectrum"である。

私は以前もこのアルバムを取り上げている(記事はこちら)が,それが約11年半前だが,それ以来このアルバムをプレイバックした回数は大したものではないはずだ。正直言ってそんなにしょっちゅう聞こうというものではないが,それを敢えて取り出すところに私の今の心境が反映されているってところか(苦笑)。

このアルバムを聞くのも久しぶりだが,初リーダー作としては結構よく出来ていたと思えるし,それがその後のBilly Cobhamのリーダーとしての活動につながったのだろう。そして,改めて思ったのだが,Jeff Beckが後に本作所収の"Stratus"をレパートリーとして取り上げたのには,Billy Cobham,あるいはMahavishnuへのシンパシーがあったのだろう。これまでBilly CobhamとJeff Beckの共演経験はないと思うが,彼らが一緒にやったら,さぞや強烈な演奏になるんだろうなぁと思わせる。しかも,ここにはJan Hammerが全面参加ってことを考えれば,やっぱりそういうところはあるんだろうねぇ。

いずれにしても,メンツからしても,演奏からしてもほぼロックの世界である。ジャズ的に見ても,Jimmy Owensのラッパはかなりカッコいいし,そういう聞きどころもあって,よどんだ気分の転換には十分貢献してくれた。

こういう刺激も今の私には必要だったってことだな。

Personnel: Billy Cobham(perc), Tommy Bolin(g), Jan Hammer(key, p, synth), Lee Sklar(b), Joe Farrell(fl, ss, as), Jimmy Owens(tp, fl-h), John Tropea(g), Ron Carter(b), Ray Barretto(perc)

2020年4月 5日 (日)

やんごとない事情により...。

暫くブログの更新間隔があいてしまう可能性があります。極力アップを続けたいのですが,それを難しくする事情が発生中ですので,ご了承願います。

逆にブログがストレス解消になっているとも考えられますので,そうはならない可能性も無きにしもあらずですが...。

2020年4月 4日 (土)

新型コロナウイルス禍の犠牲者が音楽界でも増えている...。

Wallace-roney-and-ellis-marsalis

昨今の新型コロナウイルス禍の犠牲になるミュージシャンが増えている。ジャズ界だけ見ても,先日Wallace Roneyがコロナウイルスの犠牲となったばかりだが,今度はEllis Marsalisが亡くなった。米国における感染拡大はそれこそ日本の比ではないし,ニューヨークの状態はまさに信じがたいとしか言いようがない。

ジャズ界に限らず,全てのリアルな場での文化的なアクティビティが停止し,多くのミュージシャンが生活に困窮しかねないことも懸念されるが,命を落としてしまっては元も子もない。

私としては彼らを追悼すべく,彼らが生み出した音楽を聞くぐらいしかできないが,Wallace Roneyについては,Tony Williamsとのアルバムを,Ellis Marsalisについては,Wyntonと共演した”Standard Time Volume 3, The Resolution of Romance"を聞いて追悼することとしよう。それにしても罪作りなウイルスである。

R.I.P.

2020年4月 3日 (金)

数十年ぶり(笑)で聞いた”Twin Sons of the Different Mothers”。

Twin-sons"Twin Sons of the Different Mothers" Dan Forgelberg & Tim Weisberg(Epic)

先日,ストリーミングでこのアルバムを聞いたのだが,実に懐かしかった。本作がリリースされたのが1978年の夏で,確か高校時代の友人に借りて,ダビング(死語)させてもらったものだと思う。その頃,私は大学受験に向けた生活に入るってタイミングであったが,現役での受験までの期間にはよく聞いた記憶がある。そして,受験勉強に疲れると,ギターを手に取って,本作に収められている"Guitar Etude No.3"を耳コピーしていたのも懐かしい。要は聞くのはほぼそれ以来ってことになるので,40年も前のことである。そうした記憶がありながら,Dan Forgelbergと言えば,私にとっては"The Innocent Age"なのだが,懐かしさではこっちの方が上かもしれない。

ここで展開されるのはAORと言ってよいだろうが,歌が少ないこともあって,ライト・フュージョンの趣もある。そして何十年ぶりかで聞き直してみると,結構いい曲が多かったねぇと思わせる。ほぼDan Forgelbergの曲から構成されているが,このソング・ライティングは魅力的に響いてきた。気楽に聞き流すには最適な一枚だった。星★★★★。改めて"Guitar Etude No.3"を聞くと,ボサノヴァ・タッチだったのねぇ,なんて昔は全然気づいてなかった(爆)。私も若かったねぇ...。

このアルバムのタイトルもあって,以前はジャケに写る写真の二人はもっと似ているように思っていたのだが,改めて見てみると,大して似てなかったのねぇ(笑)。このアルバムから17年後にこの二人は続編アルバムをリリースしているが,そのタイトルが"No Resemblance Whatsoever"ってジョークが効き過ぎでしょう。

下記の情報はWikipediaから流用。

Personnel: Dan Forgelberg(vo, g, p, key, synth, b, perc, mandolin), Tim Weisberg(fl, perc, oboe, piccolo), David Breinenthal(bassoon), Gary Coleman(perc), Vincent DeRosa(fr-h), Earl Dumler(eng-h), John Ellis(org, oboe), Bobbye Hall(perc), Don Henley(vo), John Leslie Hug(g, harp), Jim Keltner(ds), Joe Lala(perc), Neil Larsen(p, el-p, key), Andy Newmark(ds, synth-ds), Norbert Putnam(b), Ann Mason Stockton(harp), Florence Warner(vo), Willie Weeks(b)

2020年4月 1日 (水)

どうして買ったのかよく覚えていないが,なかなかよいBert Seagerのアルバム。

_20200328"Resonance" Bert Seager(Accurate)

なんでこのアルバムを持っているんだけってアルバムはいくらでもある。今やストリーミングへの依存度が高まっている中,手当たり次第という訳ではないとしても,取り敢えず買っちゃうという購買行動を取っていた頃が懐かしい(苦笑)。このアルバムをどうして買ったのかって記憶も飛んでいるが,多分私が某銀行に出向していた時,仕事のきつさから逃避するため(笑),夕方の休み時間にオフィスを抜け出して,当時秋葉原にあったディスマップに行くことが結構あり,多分その時に買ったアルバムである。

ディスクマップは秋葉原とお茶の水に店があったはずだが,マイナー盤を含めて,品揃えが結構ユニークで,価格も良心的ないいCDショップであった。本日取り上げる本作も,リリース・タイミングから考えて,そうしたディスクマップで購入した1枚だと考えて間違いないだろう。

Bert Seagerというミュージシャンはボストン・ローカルの人で,日本国内での知名度はそんなに高くないと思うが,本作を聞いてみると,実力は十分と思える人である。ピアノ・トリオ作品としても,オリジナルとスタンダード,ジャズマン・オリジナルを交えて非常にバランスの取れたものとなっている。圧倒的に凄いとか,強烈とかいう感じではないのだが,それこそ「普通の」ピアノ・トリオ・アルバムとして,聞いてみても損はないって感じの作品である。多分,店のポップとかに惹かれて購入したと思われるが,いまだに一軍半には留まっているので(笑),そこそこ買ったときには評価していたと思われるし,久々に聞いてもなかなかに楽しめたアルバムである。ちょいと甘いと思いつつ,半星オマケで星★★★★ぐらいにしておこう。

いずれにしても,こういうレベルのローカル・ミュージシャンはごろごろしているだろうが,Bert Seagerの場合,既にリーダー作は17枚出しているようだから,そこそこ知られた名前なんだろうなぁ。

Recorded on April 11 &12,1995

Personnel: Bert Seager(p), Dan Greenspan(b), Dan Rieser(ds)

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