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2020年3月19日 (木)

McCoy Tynerを偲んで,今日は”Sahara”。

_20200317-2"Sahara" McCoy Tyner(Milestone)

先日,McCoy Tynerの訃報に接した際,私は米国出張中ということもあり,記事をアップしていなかったので,遅きに失した感もあるが,改めて彼のアルバムを聞いて追悼しようということで取り出したのが本作である。

私にとってはMcCoy Tynerの音楽は,ジャズ喫茶と深く結びついていると言ってもよい。私が本当の意味で,ジャズに目覚めたのは,浪人中,本を読みながらジャズ喫茶で過ごした時間だったと言っても過言ではない。今からもはや40年近く前のこととなるが,その時代によくプレイバックされていたなぁと思うのが本作であったり,"Fly with the Wind"であった。

その当時思っていたのはMcCoy Tyner=暑苦しい(笑)という感覚であったが,それが徐々に快感に変わってくるまで,それほど時間は要しなかった。だが,私にとってはMcCoy Tynerがレーダー・スクリーンの中心にあるということは決してなかったとは言え,やはり時代を象徴していたと思える人であった。もちろん,John Coltrane Quartetの音楽だってジャズ喫茶では聞いていたとしても,McCoy Tynerの私にとっては初期体験は,Milestoneレーベルにおける,それも初期の作品であったと思う。今にして思えば,本作なんてスピリチュアルな響きさえ感じるが,当時は全然そんなことは考えていなかった。ってことで,私も若かったってことだ(爆)。

このアルバムを久しぶりに聞いてみると,やっぱり暑苦しい(笑)が,いかにもMcCoy Tynerらしいサウンドが炸裂しているではないか。言ってみれば,「ピアノの弾き倒し」であるが,そこに"Valley of Life"では琴も弾いてしまうんだから(ご丁寧にジャケにも写っている),時代感たっぷりってことになるだろう。まぁ,それでも結構さまになっているから,大したものだと改めて思ってしまう。

こうしてアルバムを改めて聞いていると,やはり時代を彩ったミュージシャンであったという感覚があって,惜しい人を亡くしたという実感が強くなっていく私であった。正直言って,McCoy Tynerのアルバムの全てが優れているとは思っていないが,これだけの個性を発揮したということは認識して然るべきミュージシャンであった。

R.I.P.

Recorded in January 1972

Personnel:McCoy Tyner(p, 琴, a-fl, perc), Sonny Fortune(as, ss, fl), Calvin Hill(b, reeds, perc), Alphonso Mouzon(ds, perc, tp, reeds)

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