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2019年12月28日 (土)

今更ではあるが,"Joe Henderson in Japan"がいいねぇ。

_20191227"Joe Henderson in Japan" Joe Henderson (Milestone)

過日,ストリーミングでこれを聞いて痺れてしまったアルバムである。これはJoe Hendersonが単身来日し,日本のリズム・セクションと共演したアルバムであるが,これが実によい。

私はJoe Hendersonに関してはより後年のアルバムから聞き始めたようなものなので,正直言ってJoe Hendersonに対する理解が足りていない。しかし"Inner Urge"等を聞いていると,明らかに後年のアルバムと違った雰囲気を感じていた。そしてここでの演奏を聞いていると,まさにフレージングの宝庫みたいな演奏ではないか。そしてそのJoe Hendersonを煽るリズム隊も素晴らしい。特に日野元彦のドラムスが反応からして特筆ものである。

このアルバムの特徴として,市川秀男が全編でエレピを弾いているところに時代を感じるが,逆にそれがいいって話もある。まぁ,私がRhodes好きってのもあるが,このアルバムでは演奏の感じからして,アコースティックより,エレピでよかったとさえ思ってしまう。そうした点も含めて私にとっては実に魅力的に響く訳だが,全編スリリングな演奏が展開される中,最後の"Junk Blues"なんて実に燃える。

まぁ,ジャケのジョー・ヘンダーソンというカタカナ表記には苦笑してしまうが,このアルバムはもっと聞かれて然るべき作品だと思う。今まで聞いてこなかった反省も込めて星★★★★★としてしまおう。いや,ほんまに燃えますわ。

Recorded Live at the Junk on August 4, 1971

Personnel: Joe Henderson(ts), 市川秀男(p),稲葉国光(b),日野元彦(ds)

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