久々に聞いたBill Stewartの"Telepathy":90年代の新主流派的サウンドって感じ。
"Telepathy" Bill Stewart(Blue Note)
これを聞くのは実に久しぶりである。取り出そうと思えば,結構簡単に取り出せる場所にはあるのだが。いかんせんどこにしまったかをおぼえている訳ではない(爆)ので,気まぐれでその場所を漁らないと出てこない(苦笑)。
このアルバムがリリースされた頃は,リーダーのビルスチュが30歳前後,CarrothersとGrenadierがほぼリーダーと同年代,Steve Wilsonがちょっと上,Seamus Blakeがちょっと下みたいな年代構成だが,Seamusを除けば,若手から中堅への狭間みたいな年齢なので,アルバム制作には相応の気合が入るってところだろうか。"Rhythm-A-Ning"と"Little Melonae"以外はビルスチュ・オリジナルってのもそういう気概の表れのようにも思える。
聞こえてくるのは主題の通り,1990年代に新主流派的な音楽をやるとこんな感じになるのではないかというところであるが,フロント2管の醸し出すややダークな雰囲気は,いかにもという感じではあるが,ジャズ的な魅力に溢れた音と言ってもよい。但し,昨今の飲み屋で有線から流れるジャズのようなコンベンショナルな響きではなく,ダークな中にももう少し尖った感覚を持ち合わせたものと言ってよい。
こういう音ってのはジャズ聞きの中でも,魅力的に感じる人もいれば,何のことやらわからないと思うリスナーに分かれるのではないかと思うが,私には全く抵抗なし。更に変拍子主流と化した昨今のジャズ界から比べると,まだまだ全然行き過ぎ感もなく,十分に楽しめる佳作。星★★★★。
Recorded on September 29 & 30, 1996
Personnel: Bill Stewart(ds),Steve Wilson(as, ss), Seamus Blake(ts), Bill Carrothers(p),Larry Grenadier(b)
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