ECMの未CD化音源から”Path”:私はこういうのが好きなのだ。
"Path" Tom van der Geld / Bill Connors / Roger Janotta (ECM)
未CD化音源のストリーミングの第3回目に公開されたアルバム群の中で,私が気になっていたのが本作である。先日,Tom van der Geldの"Patience"を取り上げた時に,このアルバムについても言及したが,そうしたら今回の公開である。そこにも書いたがBill Connorsが気になってのことである。そして,このアルバムが気になるのはこの楽器編成である。ヴァイブ,ギターにフルート,ソプラノ・サックス,そしてオーボエの持ち換えのトリオなのだ。この編成を見ただけで,おぉっ,ECM的なんて思ってしまうのはきっと私だけではあるまい。
そして,この何とも言えないアンビエントな響きは,まさにECM的と言いたくなるようなものではないか。今回,このアルバムを聞いていて,私がECMに求めるものの中にはこうした響きが含まれると強く感じてしまったのである。リードのRoger Janottaを除いてしまえば,ヴァイブとギターということになるが,それならGary BurtonとRalph Townerの"Matchbook"と同じであり,そういう響きが好きなのは,前々からわかっていた話ではある。しかし,改めて本作を聞いてみて,この心地よさに私は実に嬉しくなっていたのであった。同じTom van der Geldでも"Patience"にはやや辛めの評価しかできなかった私も,これなら全然問題ないし,むしろこれは何回も聞きたくなるような音源だと思ってしまった。いや~,実にECMである。星★★★★☆。
余談ではあるが,このアルバム,なかなかお目にかかることもないが,私は一度だけ今はなき町田のオスカーで本作を見かけたことがある。私の記憶が確かなら,国内盤の帯付きだったと思う。こんな作品まで国内盤が出ていたって,それも凄いことだなぁと今更のように思ってしまう私である。
Recorded in February, 1979
Personnle: Tom van der Geld(vib), Bill Connors(g), Roger Janotta(fl, ss, oboe)
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