The Bird and the Bee,4年ぶりの新作は何とVan Halenトリビュート。
"Interpreting the Masters Vol.2: A Tribute to Van Halen" The Bird and the Bee (No Expectations/Release Me)
ポップな感覚で素晴らしい音源を出し続けるThe Bird and the Beeであるが,メンバーのGreg Kurstinのプロデューサー業が忙しいせいなのか,どうなのかよくわからないが,彼ら自身のアルバムは結構リリースのインターバルが長く,本作も前作の"Recreational Love"以来,約4年ぶりとなる。もともとストリーミングとLPでのリリースであり,CDでリリースされるのは日本だけらしい。
そして,驚いたのが今回の新作がVan Halenへのトリビュートだったことである。Vol.1がHall & Oatesトリビュートだったっていうのは心地よいポップを提供するThe Bird and the Beeとしては鉄板の選択だろうが,彼らがなんでVan Halenなのかとも思ってしまう。しかもVan HalenはVan Halenでも,あくまでもDavid Lee Roth入りのVan Halenというのがポイントだろう。確かにDavid Lee Roth在籍時のVan Halenはハード・ロックのフレイヴァーの中に,実にポップな曲調も聞かせていたのは事実だろう。"Jump"なんてその最たる事例だろうが,そういうところにThe Bird and the Beeの2人が強いシンパシーを感じたとしても不思議ではない。
ここでは彼らしいポップな感覚を失うことなく,オリジナルに結構忠実に対応しているのが面白い。逆に当時のVan Halenの音楽のポップな感覚と,現在のThe Bird and the Beeのよりコンテンポラリーなポップ感覚がシンクロしたというところだろうか。実に楽しい。これぞ正しいロックとポップの融合って気がした。このアルバムを聞いて,改めてVan Halenのアルバムを聞きたくなるという効能は間違いなくあるだろう。星★★★★☆。いやぁ,楽しいですわ。
Personnel: The Bird and the Bee【Inara George(vo), Greg Kurstin(p, key, b, ds)】, Beck Hansen(vo), Gabe Noel(b), Justin Meldel-Johnson(b), Omar Hakim(ds), Joey Waronker(ds), David Ralicke(bs, bass-sax, tb), Alex Lilly(vo), Samantha Sidley(vo), Wendy Wang(vo)
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