更に続くECM未CD化アルバム聞き:今日はJack DeJohnette’s Directions。
"Untitled" Jack DeJohnette's Directions(ECM)
ECM/JAPOレーベルの未CD化アルバムのストリーミングに関しては,予定されていた40枚が出揃ったが,まだまだ聞けていないアルバムがある。今日はJack DeJohnetteである。先日,Jack DeJohnette's Directions名義の"New Rags"も取り上げたが,その時にはややとっ散らかった印象とこのブログに書いたが,今回はどうか。本作はその"New Rags"に先立ってリリースされたもので,メンツはほぼ同じながら,Warren Bernhardtのキーボードが加わっているのが違いである。
結論から言ってしまえば,Warren Bernhardtという,Jack DeJohnetteとは合いそうにないようなプレイヤーのキーボード・プレイがいい感じのクッションになっているように感じられた。相変わらず本作においても多様な音楽が試されており,2曲目なんて,無理やりインド・フレイヴァーでやってしまいましたってところもあり,この辺りにはう~むとなってしまった私である。4曲目の"The Vikings Are Coming"というタイトルとは全く印象が異なる牧歌的な曲調もある。そして,最後の"Maribu Reggae"のイントロに至ってはムード・ミュージックかっ?と言いたくなるようなもので,リスナーとしては戸惑うのは"New Rags"と同じ感じである。
まぁ私としてはWarren Bernhardtの生み出すグルーブの分,"New Rags"よりはこっちの方が好きかなぁって気もするが,それでもこちらも相当にとっ散らかった印象はほとんど同じであり,この頃のECMレーベルの作品のプロデュースの質にはまだ問題があったという感じなのだ。Manfred Eicherもまだ若かったってところか。そうは言いながら冒頭の"Flying Sprits"とかは実にカッコいいんだが...。だからこそ何だかもったいないって気がする一枚。星★★★☆。
Recorded in February, 1976
Personnel: Jack DeJohnette(ds, ts), John Abercrombie(g), Alex Foster(ts, ss), Warren Bernhardt(p, el-p, key, perc), Mike Richmond(b)
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