ECM未CD化盤をストリーミングで聞いた:今日はJack DeJohnette。
"New Rags" Jack DeJohnette Directions (ECM)
これも長年廃盤だったアルバムである。ECMのJack DeJohnetteのアルバムで廃盤化していたのはこれだけだと思うが,今回私はこれを初めて聞いたが,その理由は謎のままであった。別に全然悪いアルバムってことはないし,リリースするのも憚られるようなアルバムでは決してない。
まぁ,確かにとっ散らかった印象はぬぐえない。コンテンポラリーな感じで行くのか,ロック的に行くのか,あるいは美的に行くのかといういくつかのオプションがある中で,Jack DeJohnetteらしくそのどれもやってしまうって感じになったと言うのが正直なところだろう。最初聞いた時には"Super Nova"みたいだと感じさせる部分もあったが,2回目はだいぶ印象が違った。2回目に聞いた印象は捉えどころがないっていう感じである。
総体的に言えば,悪いところは特にないのだが,だからと言って強力な美点を見出せるわけではない。そして,ECMらしからぬロック・タッチも総帥Manfred Eicherのお気に召さなかったのではないかという邪推も可能だろう。そうした要素が重なり合って,CD化が見送られたのかもしれないし,Jack DeJohnetteその人がCD化を拒否したのかもしれない。想像はどんどん広がっていくが,それが当たらずとも言えども遠からずと言うところではないかと思った一枚。ジョンアバのギターはカッコいいし,Jack DeJohnetteのドラムスは相変わらずタイトだが,まぁよくも悪くも中庸な感じかなぁ。星★★★。
Recorded in May, 1977
Personnel: Jack DeJohnette(ds, p), John Abercrombie(g, mandolin), Alex Foster(sax), Mike Richmond(b)
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