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2019年7月 6日 (土)

コレクターはつらいよ(24):Pedro Martinsの新作に1曲客演。

_20190706 "VOX" Pedro Martins (Heartcore)

またも更新が滞ってしまった。そして,ほぼ半年ぶりに「コレクターはつらいよ」シリーズである。今回はKurt RosenwinkelのレーベルからリリースされたPedro Martinsのアルバムである。主題の通り,Brad Mehldauが参加しているのは"Origem"1曲のみであるが,そのほかにもKurt Rosenwinkelはもちろん,クリポタやAntonio Loureiroとかが参加している。更に面白いと思ったのは,このシリーズで前回取り上げたCrane Like the BirdのKyle Craneも参加しているから,この辺の人脈ってつながっているのねぇって感じである。正直言って,このPedro Martinsと言う人の声はやや線が細くて,よく言えば繊細だが,音程が不安定に聞こえるところがあり,歌手としての印象としてはイマイチである。PedroはPedroでも,Pedro Aznarと比べるとだいぶ落ちるという感じである。まぁアルバムとしてはなかなかよく出来ているとは思えるが,だからと言って,Brad Mehldauの参加なかりせば,買うほどのものとは思っていない。

それでもってBrad Mehldauであるが,先日のライブを観た感じとは結構違うように思える。まぁ,曲がかなりのソフト・タッチってこともあるが,結構ポップな感じのソロを取っていて,「いかにも」Brad Mehldauという感じではない。しかし,ソロ後半になるとMehldauらしさも出てくるようには思えるが,この感覚の違いはおそらく本作におけるミキシングによる「音の加工」による影響も大きいと思えた。私としては,いつものBrad Mehldauと違う感じが聞けるというのも悪くないことではあるが,敢えてBrad Mehldauを使う理由があったかと言うと答えは微妙である。それでも全公式音源の保有を目指す以上,文句は言っていられないのである。だから「コレクターはつらいよ」なのだが(苦笑)。

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