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2019年4月21日 (日)

実は結構好きな“Hollywood Madness“(笑)。

Richie-cole-hollywood-madness "Hollywood Madness" Richie Cole(Muse)

あれほど一時期はブームを巻き起こしたのに,今はどこへ行ってしまったのか?ってような代表がRichie Coleだと言ってもいいかもしれない。とは言え,まだ現役でアルバムもリリースし続けているので,完全に過去の人って訳ではないのだが,それでもやっぱり往時の勢いが強烈だった

だけに,「あの人は今?」感はぬぐえないところ。しかし,エンタテインメント性の強い彼の演奏が,一時オーディエンスの注目を浴びたのも事実であった。逆に言うと,実力はあっただけにもったいないと思える。

そんなRichie Coleのキャリアにおいて,最も売れたのはこのアルバムではないだろうか。亡くなったManhattan TransferのTim Hauserをプロデューサーに迎え,そのマントラ,Eddie Jefferson,そしてTom Waitsまでもゲストに迎えてリリースしたのが1980年のこのアルバムだが,これが実に楽しいアルバムなのだ。まぁ,ジャケはふざけているし,音楽は軽薄に響くところもあれば,調子に乗り過ぎという批判もあるだろうが,この楽しさが私は結構好きなのだ。そういうところは以前記事にしたライブ盤と同じ(記事はこちら)。楽しいばかりではなく,"Tokyo Rose Sings the Hollywood Blues"なんてなかなかいけている曲だと思ってしまう。

私がこのアルバムを初めて聞いたころは,Richie Coleのアルトに加えて,Bruce Formanのギターがなかなかいいではないかと思っていたが,そのBruce Formanも今も現役で活動している。とは言え,この当時の勢いがあるとはこちらも言えないが...。

いずれにしても,このアルバムは全体を通じて賑々しく展開するが,とにかくご陽気な演奏が続くので,ジャズにシリアスさを求めるリスナーには全く受け入れがたいものとも言える。しかし,ゲストが一気に登場する"Waitin' for Waits"なんて聞いていて笑えるし,これはこれでいいじゃんと思える。Tom Waitsなんて酔いどれモードで最後に語りで出てくるだけだが,この演芸的なところも楽しい。

そして,最後は冒頭の"Hooray for Hollywood"をテンポを落として,しっとりマントラが歌う演出は,当時の彼らのアルバムをアカペラで締めくくるのと同様。まぁ,それでもやっぱり軽いのは軽いのだが,たまに聞くにはいいと思えるアルバム。その辺りはライブ盤と全く同じだなぁ。甘いかなと思いつつ星★★★★としよう。

Eddie Jeffersonはこのレコーディングから約半月後,Richie ColeともどもデトロイトにあるBaker's Keyboard Loungeを出たところで,射殺されてしまったのだが,その時のRichie Coleのショックは想像を絶する。しかし,このアルバムでEddie Jeffersonを明るく送ったということにしよう。

Recorded on April 25, 1979

Personnel: Richie Cole(as), Bruce Forman(g), Dick Hindman(p), Marshall Hawkins(b), Bob Magnusson(b), Les DeMerle(ds), Michael Spiro(perc), Jeep Dequesne(cowbell), Eddie Jefferson(vo), The Manhattan Transfer: Tim Hauser, Janis Siegel, Alan Paul, Cheryl Bentyne(vo), Tom Waits(vo)

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