Christian McBrideのピアノ・トリオはエンタテインメントだなぁ。
"Out Here" Christian McBride Trio (Mack Avenue)
以前,Cotton Clubで見たChristian McBrideのトリオでのライブは実に楽しかった(その時の記事はこちら)。Oscar Peterson直系の楽しいピアノ・トリオはBenny GreenかChristian McBrideだなと思わせるに十分であったが,昨今はピアノのChristian Sandsが抜けてしまったことにより,Christian McBrideはNew Jawnのようなバンド活動にシフトしている。また,9月にはSituation名義で,DJ Logicらとおそらくファンク路線の演奏をすると思われる。多才なミュージシャンだけに,どんな演奏でも相応に楽しませてくれるのは間違いないところではあるが,この路線が暫く聞けない可能性もあると思うと,ちょっと寂しい気もする。
そんなChristian McBrideが2013年に出したトリオ・アルバムが本作。その後これまた楽しいライブ盤をリリースしている(そちらの記事はこちら)。ここでもジャズの王道と言うべき演奏が展開されるが,ベースがリーダーだけにベースの露出度は高いが,Christian Sandsは出番も多く,才能を感じさせる演奏ぶりである。
こういう演奏を聞いていると,リスナーの楽しませ方を知っているねぇと思わざるをえないが,こうしたトリオ活動をやらないのはちょっともったいない気もする。4月にはChick Coreaと来日して,更に5月にはピアノ~ギター~ベース編成のTip Cityなるバンドでも来日するとの情報もあるが,Christian McBrideはリーダーとしてバンドをぐいぐいスウィングさせる術に長けていると思っているので,こうしたオーセンティックなピアノ・トリオでの演奏も改めて聞いてみたいと思うのはリスナーのわがままか?
それでも,ここでのエンディングにはJohnny Taylorをオリジナルとし,Blues Brothersもやった"Who's Making Love"のような曲を入れてしまうところに,McBrideも根がソウルだったりファンクだねぇって思わせてくれるのがご愛敬。Vanguardでのライブの"Car Wash"と同じノリである。ということで,難しいことを言わず,大いに楽しめるアルバムだと思う。星★★★★。
Personnel: Christian McBride(b), Christian Sands(p), Ulysses Owens Jr.(ds)
« ストリーミングで聞いたLinda Ronstadtの発掘ライブが何とも楽しかった。 | トップページ | Yellowjackets@Cotton Club参戦記 »
「ジャズ(2019年の記事)」カテゴリの記事
- 年の瀬はStan Getzでくつろぐ。(2019.12.30)
- 2019年の回顧:最後はジャズ編。(2019.12.29)
- 今更ではあるが,"Joe Henderson in Japan"がいいねぇ。(2019.12.28)
- ようやく到着。Chick Coreaの限定ホリデイ・アルバム。(2019.12.24)
- 来日目前。予習を兼ねてJon Cowherdアルバムを聞く。(2019.12.22)
« ストリーミングで聞いたLinda Ronstadtの発掘ライブが何とも楽しかった。 | トップページ | Yellowjackets@Cotton Club参戦記 »













































































コメント