Pat Methenyの新バンドをブルーノートで聞いた。
今年の初ライブとして,Pat Methenyが新しいバンド,"Side Eye"を結成し,そのお披露目ライブが日本で開催されるということで,ブルーノート東京に行ってきた。今回のバンドのキモは私にとってはドラムスのNate Smithである。
Nate SmithがPat Methenyとどのような相性を示すのかについては,冒頭の“All the Things You Are”での二人のバトルのような演奏を聞かされた段階で,私は大いに興奮させられたことからも明らかな通り,全く問題なしである。素晴らしくタイトなNate Smithのドラミングは,Antonio Sanchezに勝るとも劣らないと言ってよいだろう。。
そして,Pat Methenyとしては珍しいブルーズの演奏や,”Little Wing“的に響く曲での,Eric Claptonを彷彿とさせるフレージング等は大いに楽しめた。これが新バンドの新機軸なのか,手慣らしなのかはわからないが,実に興味深い演奏であった。
しかし,今回のライブには大きな問題があった。PAの不調である。それはPat Methenyがセミアコでソロで美しいフレーズを弾きだした時に起こった。ノイズを拾っているのか,エフェクターの接点が不調なのかのような音が,フレージングに被さってきて,気持ち悪いこと甚だしく,私は一気に冷めた。ギター・シンセの演奏時には問題なかったので,セミアコ側の問題だろうが,あれではせっかくの演奏が台無しである。
そもそもPAについては,James Franciesのピアノのイコライザーを効かせまくったような,キンキンした音がした段階で印象が悪かったが,あのギターのノイズで私のストレスは高まってしまった。バカ高いチャージを取るなら,サウンド・チェックぐらいちゃんとやってもらいたいものだ。ファースト・セットはどうだったのかと思ってしまう。専属のPA担当者を連れてきていたようだが,あれではプロの仕事とは言えないだろう。
そんなこともあって,終演後,彼らにスタンディング・オベーションを贈る聴衆を横目に見ながら,座ったまま,内心毒づいていた私であった。
ということで,Nate Smithの優秀さを再確認できたのはよかったし,Pat Methenyのギター・プレイはいつもながらではあったが,やはりあのPAは許しがたい。ということで,私としては不満も残るライブであった。尚,写真はブルーノートのWebサイトから拝借したもの。
Live at ブルーノート東京 on January 17, 2ndセット
Personnel: Pat Metheny(g), James Francies(p, key, org), Nate Smith(ds)
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