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2018年12月11日 (火)

JLF解散後にリリースしたJeff Lorberのソロ・アルバム第1弾。

"It's a Fact" Jeff Lorber(Arista)

_20181208_2なんだかんだ言ってJeff Lorberの音楽が好きな私であるが,いつも書いているように,そこに感じるのは「中庸の美学」なのだ。突出したことはやらないが,安定感のあるフュージョンを聞きたければ,私はJeff Lorber,特にJeff Lorber Fusion(JLF)のアルバムを聞けばいいと思っている。だからと言って,何でもいいという訳ではないし,私もJeff Lorberのアルバムをすべては保有していないから,大したことは言えた筋合いではない。しかしである。やはりこの人の音楽は一般的なリスナーに対しても十分な訴求力を持つものだろうと思っている。どういう場にでも合ってしまうってところだろうか。

そんなJeff Lorberが第1期(?)のJLFを解散して,ソロ名義でリリースした第1作が本作。振り返ってみれば,1982年のリリースなので,既に35年以上前なのねぇ。正直言って私がこの人の音楽に目覚めたのは,ずっと後のことであり,リアルタイムでは聞いていない。それはJLFについても同じである。ジャズ喫茶でプレイバックされているのは聞いたことがあるかもしれないが,若い頃には彼らの音楽の魅力に気づく余裕もなかったかもしれないなぁと思ってしまう。

このアルバムも購入したのは後付けで,しかも中古でのゲットではなかったかと記憶しているが,JLFからよりポップな感覚を強めたってところであろう。まだこの頃はKenny GがKenny Gorelickで参加しているのも懐かしいが,JLFのタイトさよりも,よりライトな感覚が強くなっているところをどう評価するかってところではないかと思う。私としては,タイトさが残る"Full Moon"やら"Always There"のような曲が好みではあるが,後のスムーズ・ジャズなるカテゴリーの萌芽と言ってもよいような演奏。それを時代を先取りしていたとまで言おうというつもりはないが,それがJeff Lorberのプロデューサーとしての嗅覚につながっているのかもしれないなんて思ってしまった。

でも正直言って,私はJeff Lorber名義のアルバムより,JLFのアルバムの方にはるかにシンパシーを感じてしまうのも事実なのだ。ってことで,ちょっと軽いなぁってこともあり,星★★★ぐらいにしておこう。評価はその程度だが,楽しんで聞けるのは間違いない。

Personnel: Jeff Lorber(p, key, g), Marlon McClain(g), Nathan East(b), John Robinson(ds), Greg Walker(vo), Arnold McCuller(vo), Sylvia St. John(vo), Lynne Davis(vo), Kenny Gorelick(ts, ss, fl), Paulinho Da Costa(perc), Tom Browne(tp, fl-h), Pat Kelly(g), Pete Chrstrieb(horn)

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