Charlie HadenとAntonio Forcioneによる穏やかな対話
"Heartplay" Charlie Haden & Antonio Forcione(Naim)
なんだかんだ言って,私もCharlie Hadenのデュオ・アルバムは結構な枚数保有している。このブログでも結構な数を取り上げているはずだが,その中で一番聞いていなかったアルバムをクロゼットから取り出して聞いてみた。
ギタリストとのデュオも昔から作っているCharlie Hadenで,最初はChristian Escoudeだったかどうか...。いずれにしても,ギタリストとも素晴らしいデュオ・アルバムを作り上げているCharlie Hadenだが,ここでのデュオ・メイト,Antonio Forcioneは全く知らない人であった。南イタリア出身のギタリストであるが,結構な数のアルバムをリリースしているようである。私が保有しているアルバムはなぜか(笑)帯/ライナー付きの国内盤仕様なので,そのライナーを見ると,このAntonio Forcioneを称して「アコースティック・ギターのジミヘン」なんて書いているではないか。おい,おい。違うだろう(爆)。あくまでも穏やかさを失わないこのアルバムからは,到底「ジミヘン」という比喩は出てくることはあるまいが,確かに巷ではそのように言われているのは事実のようだ。
だが,このアルバムはテクニックが炸裂する感じでは決してなく,あくまでも主題の通り,二者による穏やかな対話に終始している。両者のオリジナルに混ざって,1曲,Fred Herschのオリジナル"Child's Song"が収められているのが面白いが,全編を通じて,決して熱くなることはないが,暖かい音色での極めてメロディアスな演奏が展開されている。
私のようなリスナーにはこういう音楽は全然問題ないが,音楽に何を求めるかによっては,何がいいのか理解できないというリスナーがいても,全く不思議ではない。この音楽は,生活に穏やかさを求めたいときにこそプレイバックされるべき音楽であって,ここに刺激を求めてはいけないのだ。ここには繰り返すが,穏やかで質の高い音楽があるだけである。
ほかのギタリストたちとのデュオ・アルバムと比較するのも楽しみって感じのアルバムであるが,久しぶりに聞いて,この穏やかさは心地よかった。星★★★★。YouTubeにAntonio Forcioneがアップしていた本作の冒頭の"Anna"を貼り付けておこう。
Recorded between June 26 and 28,2006
Personnel: Charlie Haden(b), Antonio Forcione(g)
« メロウなサウンドなのだが,ヴォーカルが私の趣味に全く合わないMark Almond | トップページ | この記事がアップされる頃は…。 »
「ジャズ(2018年の記事)」カテゴリの記事
- 2018年の回顧:音楽編(その2:ジャズ)(2018.12.30)
- 買ってしまったDave BrubeckのColumbiaボックス。(2018.12.27)
- 年末になって届いたFred Herschの未発表ライブ音源がいいねぇ。(2018.12.25)
- 2018年の回顧:ライブ編(2018.12.24)
- 年末で記事の更新が滞ってしまった。ってことで,今日はECMのAndrew Cyrille作。(2018.12.23)
« メロウなサウンドなのだが,ヴォーカルが私の趣味に全く合わないMark Almond | トップページ | この記事がアップされる頃は…。 »

































































コメント