安値で入手したMatthew Stevensの初リーダー作。
"Woodwork" Matthew Stevens(Whirlwind)
HMVではまとめ買いで,大幅値引きってのを結構頻繁にやっている訳だが,どうしても欲しいCDでも,やはり金額は圧縮したいということで,ターゲットとなるアルバムと併せて購入するCDについては,本当に欲しいものか,お買い得感があるものに限定してしまうというのが,私の常々の行動パターンである。本作も,何かとのまとめ買いで購入したものだが,その段階でバーゲン品扱いになっていて,結構安かったので,まぁいいかってことで購入である。
私はMatthew Stevensの生をBlue Note東京でのEsperanza Spauldingとの共演の時に見ているが,その時にも実力のあるギター・プレイヤーだと思っていた(記事はこちら)。Matthew Stevensに限らず,現在のジャズ界には,有望なギタリストが多数いるので,その中ではまだまだこの人の認知度,あるいは実力の評価は日本では必ずしも十分ではないかもしれない(そう思っているのは私だけ?)が,決して無視できない実力を持っていることは,Esperanzaとのライブでもわかっていたが,このアルバムを聞いても,作曲能力を含めて,この人実力は侮れないと思える。
昨今のギタリスト同様,曲は変拍子が炸裂するし,とんでもないフレージングをかますなど,ほかの有望なギタリスト同様のプレイぶりである。そして,ジャズ的な興奮というのも兼ね備えていて,本当に最近のミュージシャンは実力あるねぇと再確認させられる。David Bowie作"Sunday"を除いて,リーダーの曲で占められているが,やはりこちらも実力を感じさせる。
コンベンショナルと言うよりも,コンテンポラリーな響きな中で,新世代のジャズ・ギターってのはこういう感じだよねぇってことを強く感じさせるアルバム。様々な音楽スタイルを吸収して,エレクトリックでもアコースティックでも味わい深い演奏を聞かせるのは本当に大したものだと思う。今後に期待を抱かせるに十分なよくできた初リーダー作。星★★★★。
Recorded on May 26 & 27, 2014
Personnel: Matthew Stevens(g), Gerald Clayton(p), Vicente Archer(b), Eric Doob(ds), Paulo Stagnaro(perc)
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