Jonathan Kreisberg at Cotton Club参戦記

先だってのDr. Lonnie SmithのバンドでのJonathan Kreisbergの演奏が非常によかったので,その約3週間後という短いインターバルでの再来日となったJonathan Kreisbergのトリオのライブを観に,Cotton Clubへ出向いた私である。
ライブの後に,どうしても欠席のできない電話会議があり,いつもとは違って1stセットの参戦となった私であるが,今回もJonathan Kreisbergの恐るべきテクニックを堪能したと言ってよいだろう。えげつない感じはしないのだが,彼の弾いているフレーズは半端なものではなく,今回のライブを観ながら,Jack Wilkinsとテクではいい勝負ではないかなんて思っていた私だった。とか言いつつ,Jack Wilkinsのライブは観たことはないが...(苦笑)。
冒頭の"Gone with the Wind"で繰り広げられたソロ・フレーズなんて,一体どうなっているのかと思わせるようなめくるめくようなフィンガリングだったと思うし,この人,まじで半端ではないと思ってしまった。更に"Until You Know"という曲だったと思うが,もはやプログレではないかと思わせるような演奏まで,技のデパートみたいな感じである。だが,それがいかにも技術をひけらかすようなかたちではなく,普通に演奏している中で出てくるところがこの人の凄さであった。
今回はオルガンのGary Versace,そしてドラムスにColin Stranahanを迎えての演奏であったが,同じ編成でもDr. Lonnie Smithの時とはかなり感じが違う。今回の演奏においては,私はどちらかと言えばコンベンショナルなタイプの演奏の方がよかったと思える。しかし,アンコールでPat Methenyの"Secret Story"から"Tell Her You Saw Me"をやってしまうことからもわかるように,コンテンポラリーな曲想も取り入れながらの演奏なので,Jonathan Kreisbergもいろいろやりたいんだろうなぁというのはよくわかるし,ちゃんとできる人である。それでも,好みは好みとして言っておこう。
以前,同じくCotton ClubでEric Marienthalを観た時もそうだったのだが,今回,リーダーとしての来日ということで,Jonathan Kreisbergが非常に嬉しそうにMCをやっていた。思うに,バンドを引き連れて演奏するということには,ミュージシャンならではの喜びがあるということだろうが,それも実に微笑ましかった。
演奏終了後は,1stセットでありながらもサイン会もちゃんとやっていて,「ギターやってます」的なお兄ちゃんたちの列(女子率ゼロだったように思える)ができていた。かく言う私もその一人だが,ちょっと失敗だったのは新譜のNelson Verasとのデュオ作にサインをもらったのはいいものの,黒のペンではよく見えないってこともあり,金色のペンでダブルでサインしてもらったら,案の定,金色のペンがにじんでしまって,何のことだかわからなくなってしまったのは痛い。まぁ,これも記念ってことでよしとしよう。前も似たような経験をしたことがあるが,懲りないねぇ。
しかし,次のライブはKurt Rosenwinkel,その次はArturo Sandovalを挟んで,Pat Martinoの予定である。やっぱりギター好きなのねぇ,私も(笑)。おっと,Arturo Sandovalの前にはNYC出張だから,またどこかに行っちゃうかもな。
Live at Cotton Club東京 on August 20, 2018, 1stセット
Personnel: Jonathan Kreisberg(g), Gary Versace(org), Colin Stranahan(ds)
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