ECMレーベルの未聴アルバムの中から,今日はJulia Hülsmann with Theo Bleckmann。
"A Clear Midnigh: Kurt Weill and America" Julia Hülsmann Quartet with Theo Bleckmann(ECM)
イベントやら飲み会やらで,またも更新が滞ってしまったが,ECMの未聴盤の山から今日はこれである。Julia Hülsmannについては,その後リリースされた"Sooner And Later"は既にブログにアップしている(記事はこちら)のに,このアルバムがなぜ放置されたのかよくわからない。そこにも,彼女の"Imprint"が見つからないなんて書いているが,それは結局見つかった(爆)。それらを踏まえれば,単に自分の中での彼女のアルバムを聞く優先順位が上がってこないだけのことだろうが,この人のアルバム,聞いてみると非常にいいアルバムが多いのが常なので,彼女には誠に申し訳ないと言わざるをえない。
このアルバムは,そのJulia HülsmannがヴォーカルのTheo Bleckmannを迎えて,Kurt Weillの曲を中心に演奏するというアルバムである。Theo BleckmannはBen Monderなどのバックで,サウンドとしてのヴォイスを提供している印象が強いが,彼もその後ECMからリーダー作をリリースしているが,それも記事にしていないなぁ(苦笑)。いずれにしても,ここではTheo BleckmannがWeillの曲を歌うとどうなるかってのが一番の注目ポイントだろう。
しかし,聞いてみて,冒頭の曲を"Mack the Knife"だと認識できるのか?と言いたくなるようなアレンジである。そして,いかにもECM的な音場で展開される音楽は,やっぱり好みだなぁと思う。サウンド的に言えば,通常のトリオではなく,ラッパを加えたことがいいアクセントになっていて,これが落ち着ける音楽である。まさに刺激を求めるためではなく,心の安定を得るために使いたいと思ってしまう。
いずれにしても,これも3年以上放置したことについては,反省しなければならない。やっぱりCDは買ったタイミングで,タイムリーに聞くということが大事だなぁと思ってしまった。非常に渋いアルバムなので,万人受けするとは思えないが,これはいい作品であった。星★★★★☆。
Recorded in June 2014
Personnel: Julia Hülsmann(p), Theo Bleckmann(vo), Tom Arthurs(tp, fl-h), Marc Muellbauer(b), Heinrich Köbberling(ds)
« ECMレーベルの未聴アルバムの中から,今日はMathias Eickである。 | トップページ | やっぱりWoody Shawはいいねぇ。 »
「ECM」カテゴリの記事
- 追悼,Ralph Towner。(2026.01.20)
- 2025年の回顧:音楽編(その2::ジャズ)(2025.12.29)
- Dino Saluzziの新作は哀愁度高く心に沁みるアルバムであった。(2025.12.17)
- "The Köln Concert: 50th Anniversary Special Edition"を入手。無駄遣いと言われればその通りだが。(2025.12.14)
- 全然ECMっぽくないのだが,音に痺れるジョンスコ~Dave Hollandデュオ。(2025.11.29)
「ジャズ(2018年の記事)」カテゴリの記事
- 2018年の回顧:音楽編(その2:ジャズ)(2018.12.30)
- 買ってしまったDave BrubeckのColumbiaボックス。(2018.12.27)
- 年末になって届いたFred Herschの未発表ライブ音源がいいねぇ。(2018.12.25)
- 2018年の回顧:ライブ編(2018.12.24)
- 年末で記事の更新が滞ってしまった。ってことで,今日はECMのAndrew Cyrille作。(2018.12.23)
« ECMレーベルの未聴アルバムの中から,今日はMathias Eickである。 | トップページ | やっぱりWoody Shawはいいねぇ。 »

































































コメント