あまりの暑さに出掛ける気にもなれず,家で見ていた「2001年宇宙の旅」
「2001年宇宙の旅("2001: A Space Odyssey")」('68,米/英,MGM)
出演:Keir Dullea, Gary Lockwood, William Sylvester, Douglas Rain
ブログの更新が滞ってしまった。こう暑い日が続くと,日常生活にも支障を来すが,その一方,飲み会続きでは,身体がもたない。ってことで,昨日はAmazon Primeでこの映画を見ていた。
この映画を見るのは何年ぶりかなぁと思いつつ,懐かしい思いもしながら見ていたのだが,1968年という時代を考えれば,これはかなりぶっ飛んだ映画だったなぁと思ってしまう。こういう映画をほめるとスノッブだ思われるかもしれないが,優れているものは優れているのだから仕方ない(きっぱり)。
今にして思えば,この映画はモノリスの存在についての考え方がはっきりすれば,それほど難しい映画ではないと思える。ただ,スターチャイルド登場に至る”Jupiter and beyond the Inifinite"のシークエンスは今見ても,相当ハードルが高い。まぁ,どう考えても子供には向かないよねぇと思うし,大人が見ても,このゆったりした感覚に睡魔に襲われる人間がいてもそれは仕方がない。
だが,この映像美と,「神の領域」を描いたとも思える深遠なテーマにはやっぱりまいってしまうよねぇ。もともとの脚本はKubrickがアイディア出しをしたようだが,そこにArthur C. Clarkeという別の知性が加わることで出来上がった,まさに壮大な叙事詩と言ってよい傑作であった。星★★★★★しかあるまい。エアコンの効いた部屋での有意義な2時間半であった(笑)。
尚,キャストを調べていてわかったのだが,「謎の円盤UFO」で冷静沈着なストレイカー司令官を演じたEd Bishopがパイロット役で出てたのねぇ。
そして,この映画の中で異常化するコンピューター(人工知能)の名前はHAL9000。HALの各々の文字の次のアルファベットを組み合わせると...。笑っちゃうよねぇ。
« Zoot Sims:これぞ軽快なスウィング感。 | トップページ | 遅くなったが,先日のライブ2本の模様を。 »
「映画」カテゴリの記事
- 暇つぶしに見た「西部悪人伝」:Lee Van Cleefをカッコよく見せればいいって感じ。(2026.03.16)
- またもAlice Sara Ottが放つ超美的ピアノ音楽。(2026.03.11)
- 「暗殺者の家」:やっぱりこれも初見だった...。(2026.03.09)
- Hitchcockの「三十九夜」:これも見た気になっていただけだったが,筋金入りの傑作であった。(2026.02.22)
- Hitchcockの「救命艇」:この歳にして初めて見たなぁ。(2026.02.12)





































































そう言えば、2018年10月にこの映画の70mm版とIMAX版が公開されました。
70mm版は、国立映画アーカイブだけの限定公開でしたが、IMAX版は全国のIMAX劇場で観ることが出来ました。私は運良く両バージョンを観ることが出来ましたが、やはり70mm版が一般劇場で観られない日本の興行スタイルが残念でなりませんでした。
古い人なら覚えていると思いますが、映画館のスクリーンって、スタンダード、ビスタ、シネスコ、70mmの順で大きくなって行きます。現代のシネスコは経費節約・効率最優先で、このサイズ変更をしなくなりました。言い換えれば、プロジェクターを使った大きなホームシアターで、残念で仕方ありません。
投稿: Rooster Cogburn | 2025年1月19日 (日) 15時43分
>70mm版は、国立映画アーカイブだけの限定公開でしたが、IMAX版は全国のIMAX劇場で観ることが出来ました。私は運良く両バージョンを観ることが出来ましたが、やはり70mm版が一般劇場で観られない日本の興行スタイルが残念でなりませんでした。
そうかもしれませんが,シネコン全盛の現在では,過去の興行スタイルを求めても仕方ないと思います。私はミニシアターであれシネコンであれ,暗闇で見られれば気にしません。時代の流れは止められません。
投稿: 中年音楽狂 | 2025年1月19日 (日) 15時53分