Dr. Lonnie Smith:こちらもライブに向けての予習ってことで。
"All in My Mind" Dr. Lonnie Smith(Blue Note)
先日はライブ前の予習ってことでMarc Ribot率いるCeramic Dogのアルバムを取り上げたが,今回はDr. Lonnie Smithである。本作はNYCのJazz Standardでのライブなので,Blue Note東京で予定されているライブでも近い雰囲気が味わえるのではないかという期待もあってのことである。リリースは半年以上前だが,まだ今年に入ってのことだから,新譜扱いともさせて頂こう。
正直言って,私はオルガン・ジャズはJimmy Smithぐらいしか真っ当に聞いていないので,Dr. Lonnie Smithについてもこのブログで取り上げたこともないし,そもそもアルバムだってほぼ未聴のはずである。まぁ,今回は縁あっての参戦となるが,このアルバムを聞いていると,冒頭のWayne Shorter作"Juju"から快調である。全編を通して,その快調さは維持されると言っていいが,ここではバックを務めるJonathan KreisbergとJohnathan Blakeの貢献度も大きい。Jonathan Kreisbergのフレージングは非常にキレがよく,魅力的に響いているし,どんなビートにも対応するJohnathan Blakeのドラミングも聞きどころ大である。
いろんな曲をやっているが,Paul Simon作の”50 Ways to Leave Your Lover"のような曲もやってしまうところも面白い。同じ曲をやっても,Brad Mehldauとは全然違う(当たり前だっ!)。
オルガン,ギター,ドラムスという典型的オルガン・トリオの編成で,やっぱりオルガン・ジャズってこういう感じだよねぇって響きを出してくるところが何とも微笑ましいが,多分,ライブの場でも相応のノリを示してくれるに違いないと期待させてくれる佳作。星★★★★。
尚,タイトル・トラックにヴォーカルで加わるAlicia Olatujaは,以前,Billy ChildsがLaura NyroトリビュートのライブでCotton Clubに連れてきた人である。その時に私は「世の中にはこんなに歌のうまい人がまだいるのか!というのが正直な感想であった。この人,とにかくうまい。ファルセットだろうが,地声だろうが,ほとんど乱れるところがなく,これは発見だよなぁと思っていた私である。」と書いているが,ここでもディープなゴスペル・ライクなヴォーカルを聞かせている。やっぱりうまいわ。
Recorded Live at Jazz Standard in NYC
Personnel: Dr. Lonnie Smith(org, key, vo), Jonathan Kresberg(g), Johnathan Blake(ds), Joe Dyson(ds), Alicia Olatuja(vo)
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