"Captain Marvel"と言ってもStan Getzの方ね(笑)。
"Captain Marvel" Stan Getz (Columbia)
映画「アベンジャーズ」シリーズの次作において,登場が確実視されているキャラクターが「キャプテン・マーベル」だが,「アベンジャーズ」に登場する前に,自身を主人公とする映画の公開も決まっているのだから,Marvelも商売がうまいよねぇ(笑)。しかも,それを演じるのがBrie Larsonってのはある意味凄いキャスティングだ。
しかし,ジャズ界において"Captain Marvel"と言えば,本作ということになるが,改めてアルバムのジャケ(特に裏ジャケ)を見てみると,若干はコミックの「キャプテン・マーベル」を意識しているような気がしないでもない。だが,本作の重要性はそんなことではなく,あくまでもStan GetzがChick Coreaのレパートリーを中心に,超豪華と言ってよいメンツでレコーディングしたということにあることは言うまでもない。後にライブでもAirtoを抜いたメンツで再演されるプログラム(ライブ盤に関する記事はこちら)であるが,曲目を見れば,Stan Getz版Return to Foreverと呼んで問題ないことは,ジャズ・ファンならば一目瞭然である。即ちECMでの"Return to Forever"と,ポリドールから出た"Light as a Feather"のほぼ合体形+αなのだから,それだけでも「おぉっ!」となるわねぇ。
そして,Chick CoreaのRhodesに乗って,テナー1本で演奏されるこれらの曲は,オリジナルとはまた異なった味わいがあって,非常に面白い。しかもGetzの演奏は快調そのもの。何を吹いてもいけるねぇ,とついつい思わせてくれるStan Getzである。
それにしても,このメンツがどういう理由で構成されたのかは,いまだによくわからないものの,これだけのメンツを集められてしまうところが,Stan Getzのまた凄いところと言えるかもしれない。まぁ,この頃は,Tony Williamsはさておき,Chick CoreaやStanley Clarkeはまだそれほどのビッグネームとは言えない頃であるから,難しくなかったのかもしれないが,今にして思えば,こういうメンツでレコーディングを行っていたStan Getzのある種の時代を見る目と言うのを感じる。星★★★★☆。
尚,全然関係ないが,Brie Larsonが演じるCaptain Marvelのポスターが公開されているので,ついでに貼り付けておこう。脈絡なしでも"Captain Marvel"は"Captain Marvel"ってことで(爆)。
Recorded on March 3, 1972
Personnel: Stan Getz(ts), Chick Corea(el-p), Stanley Clarke(b), Tony Williams(ds), Airto Moreira(perc)
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