中古で拾ってきたJazzCityレーベルのDonald Brown盤
"The Sweetest Sound" Donald Brown(JazzCity)
先日,久々にショップに行って,中古盤を漁っていて見つけたアルバムである。JazzCityってレーベルは愛すべき小品みたいな作品が多くて,見つけるとついつい買ってしまう。このDonald Brown盤はその存在も認識していなかったものだが,安かったこともあり,無条件ゲットである。
Donald Brownは最も注目を浴びたのはArt Blakey & Jazz Messengersに参加していた頃だと思うが,Kenny Garrettとの共演も長いとは言え,やはり地味という印象はぬぐえない。だが,ここでのピアノを聞いていると,実力は十分あることは一聴してわかる。冒頭のCharnette Moffettのベース・ラインから始まるこのアルバムは,リスナーの期待を高めることは確実であろう。
まぁ,その後に続く演奏は,ハード・ドライヴィングではないものの,スウィング感に溢れたものであり,中道的なジャズのよさを感じさせるものだと思える。長らく教鞭を執ることに重きを置いていたため,レコーディング的には華やかなところはあまりないDonald Brownであるが,そうした人にアルバムを吹き込ませるところに,JazzCityレーベルのセンスの良さを感じさせる。
そうは言っても,最後にソロで演じられる"Killing Me Softly with This Song"なんて,いかにもカクテル・ピアノ的で,こういうのはどうなのよ?と思ってしまうが...。それでも,Donald Brownという人に対する注目度を少しでも上げることには貢献したものと思える。アルバムとしてはやっぱり中道中の中道って感じで,星★★★☆。
Recorded in June 1988
Personnel: Donald Brown(p), Charnett Moffett(b), Alan Dawson(ds), Steve Nelson(vib)
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