CODONA3部作からまずは1枚目。
"CODONA" Collin Walcott / Don Cherry / Nana Vasconceros (ECM)
ある意味,これほどリリース当時のECMレーベル的な組み合わせもないだろうと思わせるのがCODONAである。メンバーの名前の2文字を組み合わせたバンドによるこのアルバムがリリースされたのは1979年だが,その頃はさすがに私もこっちの世界までは入り込んでいなかった(笑)。その後,1枚目は買っていたものの,2nd,3rdは買い損なっていたのだが,Trilogy Boxとしてリリースされたものを遅ればせながら購入したものである。だが,なかなか聞く時間が取れず,今頃になって改めての記事のアップである。
このメンツがやっている音楽をジャズとカテゴライズしていいかどうかについては,間違いなく議論があるところである。私ならどちらかと言えば,ワールド・ミュージックと呼びたい。ジャズ的なビートは全然出てこないし,楽器編成だって到底ジャズ的とは言えない。そもそも,それって何の楽器?みたいなのがクレジットされているし...。
曲目として"Colemanwonder"なんて曲があって,Ornetteの曲2曲とStevie Wonderの"Sir Duke"が組み合わされているのだが,確かに"Sir Duke"は最後の最後に出てきてるねぇ。4曲目"Mumakata"なんて明らかにアフリカ的だしねぇ。やっぱりこれって面白いんだけれども,普通の人が聞いたら「何ですか,これは?」となること必定であろう。このバンドは前述の"Colemanwonder"以外の曲を提供しているCollin Walcottが主導したと考えるのが妥当だろうが,それにしても面白い。彼らがもたらすこのメンツならではの「間」の具合が,疲れた都会人を癒すって感じもあるなぁ。
ということで,一体何が言いたいのかわからなくなってきたが,ECMらしさってのは十分に感じられるアルバムである。星★★★★。
Recorded in September 1978
Personnel: Collin Walcott(sitar, tabla, hammered dulcimer, kalimba, vo), Don Cherry(trumpet, wood flute, doussn' gouni, vo),Nana Vasconceros(percussion, cuica, berimbau, vo)
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