米国出張中に見た映画:4本目は見ていて辛くなる「デトロイト」
「デトロイト(“Detroit”)」(‘17,米)
出演:John Boyega, Anthony McKee, Algee Smith, Will Poulter
これはNYCからSFへの移動の機内で見たもの。日本語字幕は当然ないので,クローズド・キャプションの英語字幕で見たが,これは厳しい映画である。そもそも監督のKathryn Bigelowは「ハート・ロッカー」とか,「ゼロ・ダーク・サーティ」などの硬派の映画を撮り続けているが,ここでもその姿勢は全く変わらない。
ここで描かれたのが実話というのが恐ろしいが,人種差別の無茶苦茶さを示すにはこれぐらいの映像表現が必要だったということだろうか。それにしてもWill Poulterである。これほど嫌らしい人間は滅多に見られないと思うぐらい最悪の人間である。こういうのを裁判で無罪にしてしまうってのが,当時のアメリカの病巣だろうと言わざるを得ない。
興行的には決して成功と言えない作品ではあるが,「ヒットしない=悪い映画」ではないということを明確にする映画と言いたい。ただ,見ていて息がつまるほどの思いをするのも事実であり,何回も見たいとは思わないが…(苦笑)。星★★★★。それにしてもKathryn Bigelow,硬派の中の硬派である。
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