中年音楽狂のNY夜遊び日記:その3
NYCでの仕事をほぼ終えて,3日目の夜に訪れたのが,アッパー・ウエストサイドのSmokeである。私はこのクラブには縁がなく,今回,初の訪問となった。NYCでの仕事はミッドタウンか,ダウンタウン,それもWall Street寄りの南のエリアが多いので,そもそもアッパーサイドに行くことが少ないのだから仕方がない。しかし,今回は仕事を終えて,地下鉄で103丁目の駅に向かったのであった。
そしてこのSmokeだが,チャージが妙に高い。1セットで$38,ミニマム・チャージが$20というのは,55 Barなどと比べると明らかに高い。まぁ,メンツがメンツだから仕方ないって気もするが,客層もダウンタウンとは明らかに異なるのが面白かった。
それで今回の出演はGary Bartzのクァルテットで“Coltrane Rules”と名乗るのだから,モーダルに決めてくれると思うのが筋である。しかし,演奏が始まって,最初の“Secret Love”はBartzがカーブド・ソプラノを使って,トレーン・ライクに吹いたのはよかったのが,その後はどう考えてもコンベンショナルな演奏が続き,これで“Coltrane Rules”は看板倒れだろうと思わせたのは残念であった。Lenny Whiteは破綻なく叩いていたし,Paul Bollennbackのギターはなかなか魅力的であったが,いかんせんBartzが中途半端なのである。輪を掛けて魅力がないのが,ベースのJames Kingであった。音もダメ,ソロもダメでは私としてはどんどん冷めていってしまった。
Smokeはレーベルも保有していて,相応数のアルバムもリリースしているのだから,もう少しプログラムの質は上げられると思うが,今回は完全に期待外れに終わったと言ってよい。まぁ,ライブには当たり外れがあるのは当然だが,ここでの演奏で疲れてしまって,3日目は梯子をせずに終わってしまった。まぁ,これも勉強だな。
Live at Smoke on December 15, 2017, 2ndセット
Personnel: Gary Bartz(as, ss), Paul Bollenback(g), James King(b), Lenny White(ds)
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