楽し過ぎるELOのライブ盤。
"Wenbley or Bust" Jeff Lynne's ELO(Columbia)
Electric Light Orchestraが,Jeff Lynne's ELOとして"Alone in the Universe"をリリースしたのがほぼ2年前のことである。その時には記事にしていないが,ポップな感覚に溢れていて,Jeff Lynne健在だなぁと思っていた。そんなJeff Lynne's ELOがロンドンのWembley Stadiumにて開催したライブの実況録音盤である。
これが,これでもかというほどELOのヒット・ソング揃いで,それがライブで再現されることには何とも言えない懐かしさと楽しさを感じてしまった私である。私はELOの単体アルバムは全然保有していないが,コンピレーション"Flashback"で彼らの音楽を聞いてきたクチである。そして,彼らがヒット曲を連発している頃はティーン・エイジャーで同時代を過ごしてきた世代だから,そうした感慨を持つのはある意味当然なのだ。
だが,ここで聞かれる曲群を聞けば,彼らの曲がポップな魅力に溢れた曲ばかりだったということを再認識させられてしまった。そして,その演奏の再現性にある意味驚嘆させられた。テクノロジーの進化もあるだろうが,見事な演奏ぶりなのである。
一方,同梱のBlu-rayを見るとわかるのだが,とにかく聴衆の平均年齢が高い。ELOというバンドのキャリアを考えれば,ファンの年齢層は想定できるが,ある意味,私より年長に見える爺さん,婆さんのような人たちが,バンドの演奏に合わせて踊り狂っているさまを見ているだけで,何とも言えない幸福感のようなものを覚えてしまった私である。
現代において,彼らの音楽がどう評価されるのかは私にはわからない。しかし,少なくとも約40年前から彼らの演奏に接している人間にとっても,古びた感覚がないというのが,Jeff Lynneという人の才能を改めて示したと思う。本当に楽しいアルバムであった。星★★★★☆。
来年には米国ツアーもやるようだから,いっそのこと日本にも来て欲しいと思うのは私だけではあるまい。
Recorded Live at Wembley Stadium on June 24,2017
Personnel: Jeff Lynne(vo, g), Mike Stevens(g, vo), Marcus Byrne(key, vocoder), Bernie Smith(key, synth), Donovan Henderson(ds), Milton McDonald(g, vo), Lee Pomeroy(b, vo), Jo Webb(key, vo), Ian Hornal(vo, g, perc), Melanie Lewis-McDonald(vo, perc), Rosie Langley(vln), Amy Langley(cello), Jessica Cox(cello)
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