私に全く不似合いなSue Raney(笑)。
"Songs for a Raney Day" Sue Raney(Capitol)
何度もこのブログにも書いているように,私はジャズ・ヴォーカルの熱心な聞き手ではない。女性ヴォーカルが嫌いという訳ではなく,Joni MitchellやLuara Nyroは偏愛していると言っても過言ではない。
だが,ことジャズ・ヴォーカルとなると,Sarah,Ella,Anita,CarmenにHelen Merrillぐらいはそこそこ聞いているが,それ以上になると,多少は保有していてもほとんど聞かない。Julie LondonやらPeggy Leeやらがその代表。そこにこのSue Raneyも加えていいだろう。そんな私が突然,Sue Raneyのアルバムを取り上げても,私の嗜好をご存知の方は意外に感じるだろう。でも,これを聞いたのは雨の日だったということもあって,完全な気まぐれであるが,なんてったって「雨の日のジャズ」だもんねぇ。
ジャズ・ヴォーカルと言っても,大御所たちのようなディープな世界ではないものの,楚々とした歌唱をきかせるところは,この手の音楽を好まれる方々には大いに受けるだろう。Sue RaneyのRaneyとRainyをかけたところは,おやじギャグのようなセンスと言われればそれまでだが,ここでの歌唱を聞けば,まぁそんなことはどうでもいいだろうと思わせる見事な歌いっぷりである。
ここで驚かされるのは,彼女がこのアルバムを吹き込んだ時にはまだ20歳にもなっていないティーン・エイジャーだったということである。Billy Mayのオーケストラをバックに歌う声は,とてもそんな年齢だとは思えない早熟ぶりである。そういう人の小粋な歌を楽しめばいいというアルバム。滅多に聞かないとは言え,アルバム・リリース当時は大した才能だったと思える一作。星★★★★。
全くの余談だが,昔,麻丘めぐみがこの人が好きだと言っていたような気がするが,その時は結構意外に思ったものである。
Recorded in 1959
Personnel: Sue Raney(vo) with Billy May Orchestra
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