またも激しいSimon PhillipsのProtocolによる新作
"Protocol 4" Simon Phillips(Phantom)
先日,Mike Sternと来日し,見事なまでに煽るドラミングを聞かせたSimon Phillipsであるが,自身のバンド活動でも来日して,多くのリスナーを興奮させてくれた。Protocolによる前2作も楽しめただけに,この新譜のリリースにも期待していた私である。
本作では2名のメンバー・チェンジがどういう影響を与えるかが注目である。これまでバンドのフロントを支えたギターのAndy TimmonsとキーボードのSteve Weingartが抜けたのは意外であったが,彼らからGreg HoweとDennis Hammへのスイッチはどうだったのかということになる。
私としてはこのバンドは,Simon Phillipsのタイトなドラミングがあってこそ成り立つと思っているので,今回のメンバー・チェンジはそう大きな影響を与えているとは思わないが,Andy Timmonsはもう少しポップな感じがあったかなって感じか。それでもテクニカルな感覚なハード・フュージョンは聞く者を燃えさせるに十分。私はこれなら大いに満足である。それにしても,Simon Phillipsはカッコいい曲を書くねぇ。ドラムスだけでなく,作曲面も大したものである。
このバンドはCDリリース後のライブで,NYCのIridiumに12月に出演することになっているが,私の12月のNYCへの出張日程とは合わず,見られないのは残念。しかし,ライブに触れたら燃えてしまうこと必定。来日を期待しよう。但し,Simon PhillipsのWebサイトでは,ProtocolのメンバーとしてキーボードはOtmaro Ruizがクレジットされているのだが,ライブではDennis HammとRuizのどっちが出るんだろうか?と行けもしないのに,そんなことを気にしている私である。
いずれにしても,今回もSimon Phillipsのタイトなドラミングは十分に堪能できる作品として,大いに楽しんだ。甘いの承知で星★★★★☆。
Personnel: Simon Phillips(ds), Greg Howe(g), Dennis Hamm(key), Ernest Tibbs(b)
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