久々の映画鑑賞:凄いものを見てしまったって感じの「ダンケルク」
「ダンケルク("Dunkirk")」(’17,英/蘭/仏/米, Warner Brothers)
出演:Fionne Whitehead, Mark Rylance, Tom Hardy, Kenneth Branagh, John D'arcy, Jack Lowden
劇場で映画を見るのは久しぶりである。最後に見たのはゴールデン・ウィーク中であるから,なんと劇場に行くのは5カ月ぶり。そして見たのが公開時から見たいと思っていた「ダンケルク」である。
Christopher Nolanの撮る映画は総じて面白い。バットマン・シリーズ然り,「インセプション」然り,「インターステラー」然りである。だからこの映画にも期待していたが,これは凄い映画である。とにかく,全編に渡って感じられるテンションが凄い。上映時間のほとんど,全く息をつく余裕を与えてくれないぐらいの緊張感である。だから終わった時にどっと疲れが出る。しかし,それは心地よい疲労である。
そして,ダンケルクの陸海空の視点から描き,それを収束させていくシナリオも見事なものである。そして,カッコよく描かかれる人物と,その対極のカッコよくない人物との描写の対比も面白い。前者はMark Rylance,Kenneth Branagh,そしてTom Hardyである。後者はFionne Whitehead,そしてCillian Murphyってことになるが,その描き方も上手く,単なるアクションだけの戦争映画にせず,人間ドラマの印象を与えるところも見事なのだ。そして,最後は目頭を熱くさせるこの映画には本当に唸らされてしまった。
今までのChristopher Nolanのような「なんだこれは?」的な映像ではないかもしれない。しかし,これは映画として非常に素晴らしく,本年見た映画ではナンバーワンに位置づけられると言ってよい大傑作。星★★★★★以外はありえない。今年,これを上回る作品に出会うことはないだろうなぁ。いやいや,それにしても疲れた。
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コメント
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お久しぶりです。私もクリストファー・ノーランは、相当に気に入っている監督なのですが、この作品は気に入りませんでした。IMAXで見ていないからかもしれませんが。時系列を犠牲にしてまで陸海空に分けて語る必要がよく分からなかったですね。最後まで入り切れず残念でした。インセプションなんて10回以上見ても飽きないのに、、、。
投稿: カビゴン | 2017年10月17日 (火) 03時39分
カビゴンさん,こんばんは(日本ではおはようございますですね。)
おっしゃる通り時間軸を分ける必要はなかったかもしれません。しかし,このテンションは凄いですし、映画的にも優れていると思います。「インセプション」みたいには哲学的じゃないですが。最後は好みですよね。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年10月18日 (水) 08時14分