またまたラックの奥から引っ張り出す:小國雅香の初リーダー作。
"Labyrinth" 小國雅香(Moca)
またまたラックの奥から引っ張り出してきたアルバムである。このアルバムは某ジャズ喫茶で聞かせてもらって,なかなかいいねぇと思って買ったのが約20年前である。このアルバムがリリースされて,来年で20年という時の流れはほとんど信じがたい。
リーダーの小國雅香は故辛島文雄にも師事していたそうで,本作のライナーにも辛島文雄がコメントを寄せている。そこにも書かれているが,共演者にも恵まれて,初リーダー作としてはかなりよい出来だと言ってよい。
このアルバム,リーダーも力演であるが,その魅力を増したのは音川英二のテナーとソプラノだと思える。今や,森山威男との共演も多い音川英二だが,只者ではないのである。レコーディング・キャリアとしては比較的初期と言ってよい段階で,いい音を出していると思う。
リーダーの小國雅香は現在は長崎に拠点を移して活動しているようで,現在の活動についてはなかなか触れる機会もないが,自身のWebサイトによれば,音楽活動に加え,後進の育成にも当たっているようだ。いずれにしても,本人のキャリアにおいて,こういうリーダー作を残せていたことは幸せなことだと思う。
本作は現在もジャケットは変わっているものの入手可能である。ご関心のある方は聞いても損はないし,日本のミュージシャンの質の高さを実証している。星★★★★。
Recorded on November 10 & 11, 1998
Personnel: 小國雅香(p),音川英二(ts, ss),納浩一(b),岩瀬立飛(ds)
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