夏だ,フリーだ,洋輔だ(笑)。
"Hot Menu" 山下洋輔トリオ(Frasco)
夏になると,フリー・ジャズが聞きたくなる。それも激しいやつが...(笑)。そんな時に世話になるのがiPhoneに格納されている山下洋輔のアルバム群であるが,今日はその中から本作である。
このアルバムは山下洋輔トリオの米国デビューとなった1979年のNewport Jazz Festivalでのライブの実況盤である。この時,ステージを分けたのがAEOCとWorld Saxiphone Quartetであることが,冒頭のアナウンスでわかるが,この演奏をアメリカの聴衆がどう受け止めたのかってのは興味深いが,激しい曲ほど受けている気がする。
曲は当時リリースしていたアルバム「砂山」から2曲と,懐かしや「ミナのセカンド・テーマ」であるが,冒頭の「うさぎのダンス」は坂田明が緊張していたのか,ちょっとテーマのフレーズを外し気味なのが何となく初々しいが,結構激しい。2曲目の「ミナのセカンド・テーマ」は打って変わって,スローで渋い演奏に徹するが,久しぶりに聞いて,実はこの演奏が私はこのアルバムでは一番いいように感じた。そして,締めは「砂山」であるが,このトリオらしい爆発力のある演奏と言える。
こういうのを通勤や出張途上で聞いているってのもどうなのよって気がするが,この勢いのある演奏は,暑さでぐで~っとなった身体や心に活を入れてくれるって気がする。山下洋輔の音楽ってのは,ある意味爽快なのである。もちろん,一般的な感覚の「爽快さ」ではないだろうが,私にとってはグルーミーな気分を吹っ飛ばすのに貢献してくれる音楽だと言える。そうした貢献度も含めて半星おまけで星★★★★☆。
ってことで,ここ暫くは洋輔のアルバムを聞いて楽しむことにしよう。
Recorded at the Symphony Space, NYC on June 29, 1979
Personnel: 山下洋輔(p),坂田明(as,a-cl),小山彰太(ds)
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懐かしいですね。はじめて買ったフリージャズのレコード。
でもレコードでは、何が面白いか分からず、ライヴで開眼でした。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2015/10/16/094943
投稿: ken | 2017年8月17日 (木) 16時46分
kenさん,おはようございます。リンクありがとうございます。
私が山下洋輔の音楽を楽しむようになったのは,大学に入ってからですかねぇ。今やアドレナリンを放出したい時に聞いてるなんて,毛嫌いしていた高校時代が嘘のようです。人間の嗜好が変化するのは当然ですが,私にとっては恥ずかしながら洋輔とKeithが変節二大巨頭です(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年8月18日 (金) 07時29分