久々に聞いたJack Wilson。ある意味この時期のBlue Noteの典型だよねぇ。
"Easterly Winds" Jack Wilson(Blue Note)
このアルバムを聞くのも久しぶりである。久々に聞いてみて,典型的60年代後半のBlue Noteって感じである。特に冒頭の"Do It"なんて,"The Sidewinder"みたいである。こういうサウンドがこの当時のトレンドだったんだろうってことがよくわかる。
だが,アルバムを通して聞いてみると,いろいろなタイプの音楽が詰め込まれていて,どれがJack Wilsonの本質なのかよくわからんという話もあるが,それぞれの演奏のクォリティが高いので,そういうことが気にならないレベルにあるのは立派である。Jack Wilsonの音楽からすると,"Do It"こそが異色なのだと思えるが,例えばラジオでのエアプレイなどを考えると,こういうキャッチーな曲が必要だったということだろう。
このアルバムを聞いて,思ったのはLee MorganとJackie McLeanという強力なフロント陣に隠れてしまいそうなGarnett Brownがなかなか優れたソロを聞かせていることだろう。彼の演奏はほとんど聞いた記憶がないが,74年にDown Beatの読者投票で,トロンボーン部門でトップを取ったのはだてではないということを実証する演奏だった。長年ジャズを聞いたつもりでいても,こういう感慨を持ってしまうのは,まだまだ修行が足りないってことだな。
ということで,これもBlue Noteが放った良質のアルバムってことで,星★★★★。やっぱりいいよねぇ。
Recorded on September 22, 1967
Personnel: Jack Wilson(p), Lee Morgan(tp), Garnett Brown(tb), Jackie McLean(as), Bob Cranshaw(b), Billy Higgins(ds)
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