iPodで聞くMonkもまたよしってことで。
お盆で実家に来ているので,通常とは異なる音楽鑑賞環境にいる私だが,今日は久々にiPod Classicで音楽を聞いている。最近はiPhoneのメモリも増強されて,かなりの曲数は入っているが,やはりそれだけでは限界があるため,何でもかんでも突っ込んでいるわけではない。そんな時,最近では滅多に使わなくなっているiPodで日頃あまり聞いていない音源を聞くのもいいだろうってことで,今回はiPod2台持ちで帰郷した私である。
それでもって聞いているのが本作であるが,このCDは父の遺品の1枚である。父は結構Monkが好きな人だったが,定番の"Brilliant Corners"や"Monk's Music"ではなく,本作やChalie Rouseとの演奏を好んでいたようである。お盆の時期だけについつい父のことを思い出しているが,クラシック,中でもモーツァルト命みたいだった父が,晩年にジャズに目覚め,こういう音楽を聞いていたのは感慨深い。
それはさておき,久しぶりに本作を聞いてみて,まさにタイトルに偽りなしである。超有名スタンダードをやりながら,聞こえてくるのは紛うことなき,Thelonious Monkその人の音である。まさにスタイリストって感じだが,私が若い頃はどうしてもMonkの音楽の良さが理解できなかったが,ようやく私の中にMonkが入り込んで来たのは,浪人中に,予備校の授業に出ることもなく,ひたすらジャズ喫茶で本を読んでいた頃のことである。今にしてみれば,Charlie Parkerもそんな感じだった。
だが,一度Monkの魅力にはまってしまうと,中毒性のようなものがあって,今の耳にはまぁまぁ真っ当な音楽にも聞こえるこのユニークさがたまらなくなるのである。そして,ここではやっぱりMonkはArt Blakeyと相性がいいねぇと思わせる演奏である。それはBlakeyの順応力とも言えるが,なんとも立派なものである。
といことで,これを聞くのも超久しぶりではあったが,結局Monkの音楽の魅力に改めて気付かされた私である。十分星★★★★☆に値すると思えた作品。
Recorded on March 17 and April 3, 1956
Personnel: Thelonious Monk(p), Oscar Pettiford(b), Art Blakey(ds)
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