これも久々に聞いた:"Ella in Berlin"
"Mack the Knife: Ella in Berlin" Ella Fitzgerald(Verve)
久しぶりに本作を聞いた。粋だねぇ。Ellaの声は若々しく,どんな曲でも歌いこなしてしまう歌のうまさを再確認してしまった。
いつも書いている通り,私はジャズ・ヴォーカルのよい聞き手ではない。だが,こういう作品を聞いていると,聞くべきものはちゃんと聞かないといかんと改めて思わされてしまう。
本作は何かと言えば,タイトル・トラックである"Mack the Knife"のことばかりが取り上げられることが多いと思うが,もちろんこの曲を知らしめたという点では無視してはならないが,だからと言って,ほかの曲がないがしろにされるのはおかしいだろう。冒頭の"Gone with the Winds"からリスナーの心を鷲掴みで,アルバムのどこから聞いても楽しめる。特に最後を飾る”How High the Moon"は,これってEllaにしか歌えない技だよなぁと思わせる素晴らしさ。
ちなみに,Jim Hallが歌伴をやっていたのは59年~60年ぐらいの一定の時期になるだろうが,ここでは本当に地味に伴奏に徹しているって感じである。
いずれにしても,Ellaも伴奏のPaul Smith Quartetも遊び心も感じさせつつ,素晴らしい演奏を残してくれたものである。いやぁ,楽しかった。星★★★★★。
Recorded Live at Deutchland-Hall, Berlin on February 13, 1960
Personnel: Ella Fitzgerald(vo), Paul Smith(p), Jim Hall(g), Wilfred Middlebrooks(b), Gus Johnson(ds)
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