久しぶりにBooker Littleを聞く。
"Booker Little" (Time)
Booker Littleと言うと,私はEric DolphyとのFive Spotが最初に思い浮かぶのは仕方ないとしても,そこでのBooker Littleも素晴らしいものの,やはりあれはDolphyのアルバムだよなぁと思ってしまう。
だが,Booker LittleはもちろんFive Spotだけで語られるべき人ではない。本作然り,"Out Front"然りである。日本においては,おそらく本作の方が"Out Front"よりも人気があると思うが,ここでワンホーンで繰り広げられる演奏を聞けば,このBooker Littleの朗々と歌うラッパに惹きつけられることは間違いない。そして,彼の書くオリジナル曲が,また琴線をくすぐる哀愁度合いなのである。そもそも私はラッパのワンホ ーンが好きなので,私の嗜好にもばっちり合ってしまうのだ。
本作はBooker Littleの演奏を聞くべきアルバムであることは言うまでもないが,メンバーも凄い。ピアノはTommy FlanaganとWynton Kellyが分け合い,リズムはScott LaFaroとRoy Haynesなのである。これで悪い訳がないが,それにしても凄いメンバーである。よくTimeのような弱小レーベルで録音できたものだと思うが,まだまだ彼らのギャラも安かったってことか(笑)。
いずれにしても,Booker Littleの実力がきっちり捉えられ,共演者も大きく貢献した好盤。久しぶりに聞いたが,やっぱりいいねぇ。改めて早過ぎる死が惜しまれる人材であった。星★★★★★。
Recorded on April 13 & 15, 1960
Personnel: Booker Little(tp), Tommy Flanagan(p), Wynton Kelly(p), Scott LaFaro(b), Roy Haynes(ds)
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