直感を信じて買って大正解のRose Cousins
"Natural Conclusions" Rose Cousins(自主制作盤)
某誌でこのアルバムの紹介を見て,Joe Henryプロデュースということを知り,猛烈に興味が湧いた私である。Joe Henryのプロデュースしたアルバムは正直言って玉石混交で,はずれはまじではずれることがあるのだが,基本的には信頼に値する人だ。これはApple Musicで冒頭の1曲を聞いて,自分の直感を信じて買いを決意したものだ。
Rose Cousinsというシンガーについては全く知らなかった。Wikipediaで調べてみると,カナダのシンガー・ソングライター。2006年にデビューした時にはアラサーだったという遅咲きのシンガーで,現在は不惑を迎えている。Apple Musicで聞いた時からちゃらちゃらしたところはないと思っていたが,だてに年齢を重ねていないと思わせるような音楽性である。
カナダのシンガー・ソングライターと言えば,私のアイドル,Joni Mitchellと同じってことになるが,Joniの音楽とはちょっと違うとしても,これはこれで非常によくできたアルバムであり,優れた曲集となっている。そんな彼女が,これはKickstarterというクラウド・ファンディングを使って制作したアルバムだが,PledgeMusicなら私も投資していたなぁと思えるほど,これはよい。そもそも,私はシンガーソングライターは渋めの男声が好きなのだが,女声についても,相応のリスナーである。代表はJoni Mitchellだが,Rickie Lee Jonesでも,Laura Nyroでも,Carly Simonでも,Carol Kingでも全然問題ない。まぁそれでも,どのシンガーを聞いても,キュートな声ではないということはおわかり願えよう。私にとっては,大人の声でないといかんのである。
そして,このRose Cousinsであるが,まさに私のツボと言ってもよい。最近聞いた女性シンガーのアルバムでは,何と言ってもRachawl Yamagata推しの私だが,この作品は,Rachael Yamagataと同じぐらいよい。Joe Henryのプロデュースよろしく,この人の歌手としての魅力を十二分に捉えていると言ってよいだろう。私はこういう音楽には弱いのである。声よし,曲よし,伴奏よしである。この手の音楽で久々にしびれたというのが正直な思いである。皆さんにより広く知ってもらうために星★★★★★としてしまおう。それでもこのジャケでは売れないか...(爆)。しかし,まじでこれはよい!ストリーミング環境のある方は,騙されたと思って,ものは試しで聞いてみて頂きたい。
Personnel: Rose Cousins(vo, g, p), Jay Bellerose(ds, perc), Asa Brasius(steel-g), David Piltch(b), Zachariah Hickman(b, vo, arr), Gord Tough(g), Aaron Davis(key, org, p), Kinley Dowling(vla, vln, vo), Miranda Mulholland(vo), Caroline Brooks(vo), Jill Barber(vo)
« Wolfert Brederode Trio@武蔵野スイングホール参戦記 | トップページ | ようやく発見,行方不明だった"This Is Chris" »
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 長年音楽を聞いてはいても,聞いたことのないアルバムなんていくらでもあるってことで,今日はPaul Simon。(2026.03.04)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
- John Manningの"White Bear":そもそもこういうジャケに惹かれてしまう。(2026.01.27)
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- ようやく現物が届いたMike ReidとJoe Henryのアルバム。どえりゃ~渋い!(2025.12.11)
「新譜」カテゴリの記事
- クリポタの新譜への期待が高まる。(2026.03.08)
- Jeremy Peltの新作をストリーミングで聞く。タイトルに込めた意図ほどは激しくはないがいい出来だ。(2026.03.05)
- Kris Davisによる越境型音楽。もはや現代音楽と言った方がよいだろう。(2026.02.24)
- 今井美樹の新作をストリーミングで聞いた。冒頭からのポップな響きに戸惑う。(2026.02.23)
« Wolfert Brederode Trio@武蔵野スイングホール参戦記 | トップページ | ようやく発見,行方不明だった"This Is Chris" »


































































コメント