全くノーマークだったRalph Towner参加のJavier Girotto盤。
"Duende" Javier Girotto Aires Tango with Ralph Towner(CAM Jazz)
私はRalph Townerのかなりのファンである。さすがに多作のOregonまで全部フォローはしていないが,ECMにおけるTowner名義のアルバムは全部保有しているし,Townerが参加しているアルバムもECMだけでなく,できるだけチェックするようにしている。
とは言え,全然知らないアルバムもあるわけで,これは昨年リリースされたものらしいが,存在をRalph TownerのFacebookファン・ページで知って発注したもの。リーダーのJavier Girottoのことは知らないので,ギャンブル的なところはあったが,まぁいいやってことで。本作は全12曲が収められているが,奇数曲がTownerのオリジナルで,Ralph Townerは自作にのみ参加である。
Javier Girottoはアルゼンチン生まれながら,現在は欧州を拠点とするサックス奏者で,このAires Tnagoは結成して20年以上になるらしいが,バンド名称からも想像できる通り,タンゴ的な色彩を感じさせるメロディ・ラインを持っている。しかし,私の中では単語と言えば,どうしてもAstor Piazzollaが基本になってしまうので,哀愁を帯びたメロディだけでは納得がいかない。そういう意味で,Javier Girottoのオリジナルは,私にはテンション,パッションが足りない部分があるのは事実である。そういうこともあって,私の関心はどうしてもRalph Towner参加曲に向いてしまうのは仕方がないことである。
どうせなら,Ralph Towner全面参加として欲しかったところだが,贅沢は言わないとしても,やはり曲としての魅力からしても,Ralph Townerに依存するところ大のアルバムと言ってよい。冒頭のTowner作のタイトル・トラックの最初を聞いただけで,おぉっ,と思ったのは早とちりであったが,Ralph Townerのファンであれば,聞いておいて損はない。どういう縁があっての共演だったかはわからないが,Oregon的室内楽的アプローチを想像しておいてもらえば,印象が大きくはずれることはないが,Oregonとはイメージは結構違う。しかし,Oregonの新譜のリリースを控える中,それに向けての準備運動と考えることにしよう。奇数曲星★★★★,偶数曲星★★☆で甘めの星★★★☆ってことにしておく。
Recorded on September 21, 22 and 23, 2016
Personnel: Javier Girotto(ss), Alessandro Gwis(p, sampler, electronics), Marco Siniscalco(el-b), Michele Rabbia(ds, perc)
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